2019.10.26~27に、台風19号の爪痕が色濃く残る奥多摩へ行ってきました。
奥多摩の登山道は未だ通行止め、通行注意箇所が多々あり、当初予定していた稲村岩尾根ルートが使えないため鴨沢から入山した。七ツ石山からブナ坂の巻き道も閉鎖のため、マムシ岩からまず七ツ石小屋に向かい、更に千本ツツジへの分岐に荷をデポして、七ツ石山、ブナ坂へ。奥多摩小屋を往復し、鷹ノ巣避難小屋に宿泊、翌朝石尾根を奥多摩町に下山ました。
奥多摩小屋が閉鎖されてから7か月近くを経過し、無住状態で老朽化した建屋が台風に耐えられたか心配されたが、小屋は外から見る限りダメージを受けた様子はなく、また今期奥多摩町で予算化された解体作業は全く進んでいない様子だった。
違法に張られたテントもなく、閉鎖されたことは広く行き渡っているようである。しかし、テント場から水場に下りるルート上には倒木が通路を塞ぎ、通行に難渋した。
また、水場は崩れて体をなさず、斜面を流れ下る大量の雨水が滝のように水場の落ち口に直接注いでいた。この水が飲料に適するかどうかは調査が必要と思う。
小屋から鷹ノ巣避七ツ石山に登り返し、鷹ノ巣難小屋までは石尾根巻き道を利用した。登山道には折れた小枝が目についたものの、通行に全く支障はなかった。
鷹ノ巣避難小屋は奥多摩小屋閉鎖の影響か、予想に反し大賑わい。小屋宿泊者は16名で、我々パーティーのうち3名は土間に寝た程。小屋利用者意外にも、テントを張るパーティもあった。
翌朝、鷹ノ巣山へ。薄曇りではあったが十分に展望を楽しみ、更に六ツ石山を越え、奥多摩町まで石尾根を下った。途中、エスケープルートとなる三ノ木戸山分岐から先の林道は通行止めとなっているが、石尾根ルートには特に問題箇所はなかった。
奥多摩町は断水が続いていた。駅前の飲食街もやっと26日から営業を再開した店舗が多いとのことであるが、まだまだ給水車に頼った生活が続いている集落もある。
完全な復旧は未だ遠いとの印象を受けた山行であった。
小高 記
写真:雨水が流れる水場跡、日原街道を廻避する看板
日本農学会シンポジウムの案内が都岳連に届いています。
統一テーマは、山の農学―「山の日」から考える
日時: 平成28年10月8日(土) 午前10時より (9時30分開場)
会場: 東京大学弥生講堂・一条ホール
主催:日本農学会
詳細は次のURLでご確認ください。
http://www.ajass.jp/symposium.html
12月23日、2014年最後の水質調査を自然保護委員会委員3名、自然保護指導員1名で行いました。
年の瀬も押し詰まっているためか見かけた登山客も数名、マイナスの気温を記録する冬枯れの静かな登山道を、トチノキ広場~活動の広場~上流~湧水~避難小屋~カラマツの広場と、観察しながら回りました。
トチノキ広場からわさび田の広場を経て活動の広場へ通じるアスファルト歩道は、梅雨時の苔むした折りや冬季の雪や霜が解けて凍った時など、つるつるでヒヤリハットすることが度々ありましたが、やはり滑って怪我をするハイカーが絶えなかったとのこと。この度、東京都により歩道に滑り止め加工が施されました。道の中央部をレンガ色の帯が走ります。トラック競技場を連想させ景観的には違和感のある色味と感じました。また、厳しい自然条件の中でどれほどの効果があるのか疑問もあるところですが、今後の推移を見守りましょう。
今月もシロヤシオの道沿い、湧水の手前、カラマツの広場付近のシバグリの木に新旧含めて20個程のクマ棚を確認しましたが、湧水のセンサーカメラは湧水もヌタ場も凍り付いたためかメスジカを1頭捉えるのに留まりました。避難小屋の水は絶えることもなく流れており、動物たちが水場を避難小屋水場に移動させた可能性もあることから、来年度は避難小屋水場にもカメラを設置したいと思っています。
水質の測定値は、湧水のCODが8と相変わらず高かったものの、それ以外はいつも高めの値を記録していた上流のCODや伝導率を含め、落ち着いた数値でした。湧水は今月も水の採取が困難で、氷の割れ目から水たまりの上澄みを採取して検査しました。
3月から10か月に渡って行ってきた御前山の水質調査ですが、水場の凍結により検水の採取が困難となるため一旦休みます。来年3月再会予定です。引き続き自然保護指導員の皆様のご協力をお願い致します。
記事:小高
11月22日、快晴無風の穏やかな日和の中、委員4名で恒例の水質調査が行われました。境橋バス停へ下山する数組の登山客とすれ違う程度の静かな連休の初日、奥多摩都民の森(体験の森)活動の広場~上流~湧水~避難小屋~カラマツの広場を観察しながら回りました。紅葉は終わっている所と、まさに今色づいている所とが斑で、避難小屋の前には20日の降雪の名残りも見られ、確実な季節の移ろいが感じられました。
シロヤシオの登山道沿い、湧水の手前、避難小屋至近、カラマツの広場のシバグリの木に新旧含めて12本のクマ棚を確認ました。これまで小屋や登山道近くでクマ棚を見かけたことはなかったので驚きました。
湧水のセンサーカメラはニホンジカのメスやオス、イノシシの親子に加え、何度もクマの姿を捉えています。冬を前に活発に活動をしている様子で注意が必要です。
水質の測定値は、CODが駐車場以外依然として高い数値が継続しており、上流では伝導率の値も高く、これらは毎月ほぼ同じ傾向です。湧水では今月も水の採取が困難で、水たまりの上澄みを採取して検査しました。
避難小屋の屋根には風向・風力等を計測するためか、計測機器が設置されていました。
記事:小高
7月27日、自然保護委員会の委員4名で恒例の水質調査に御前山に行ってきました。
午後から雷雨との予報が出ていたので、通常よりスタート時間を早め、8時に五日市駅を出発。先月の調査の際には落石で通行止めとなっていた梅ケ谷峠の道も修復が終わり通行可で、体験の森へ車を進めた。栃寄森の家からカラマツの広場~湧水間で熊の目撃情報多発との情報を頂く。気が引き締まる。
セミの声は喧しく、一面を深い緑が覆う中ギンバイソウの群落がほの暗い森のアクセントとなっている盛夏ではあるが、ワサビ田の広場から活動の広場へ通じる登山道、カツラの大木からカラマツの広場への道、湧水の広場から避難小屋への登山道といった水質調査のコ-ス上の法面に、1m程の高さまで土が露出している帯が散見された。よく見るとシカと思われる足跡多数。周辺のクサを食べ尽くしたのだろうか。以降の調査時にも観察を続けたい。
湧水は先月同様ほとんど流量なし。ヌタ場はここ数日の豪雨もあって十分の水を湛えていて、オタマジャクシの黒い大きな塊がいくつも浮いている。水パイプが詰まっている可能性もあるかと、事務所に状況を報告した。
センサーカメラは、今月もヌタ場で多くの動物を捕らえていた。特にシカの出現するコースに、ある程度の規則性が見られることが興味深い。
水質はどのポイントでもCODの値が高めであった。
記事:小高
巻機山景観保全ボランティア2014 募集のご紹介
夏の活動 8月23日(土)~25日(月)
主催:巻機山景観保全ボランティアーズ
対象:一般の皆さん、自然保護指導員
詳しくは、巻機山景観保全ボランティアーズのHPをご覧下さい。
https://makihatavolunteers.asablo.jp/blog/
都岳連自然保護委員会のメンバーも参加予定です。
参加を検討されている方は、→巻機山景観保全ボランティアーズのHPから申し込むか、お問い合わせとご連絡のページからお問い合わせください。
岡田
2013/10/06の御前山での水質調査時に,登山道を閉鎖したとの表示がありました。栃寄の林道に入るとまもなく「こちらから御前山には入山できません」と書かれた大きな立看を確認しました。その後、11月の調査時にはほとんど復旧していました。
体験の森事務所によると、先日の台風18号の影響で体験の森は壊滅的な被害を受け、崩壊した登山道、なぎ倒されたような倒木(300本以上とか...)が随所にあり、御前山に続く全ての登山道を閉鎖したとのことです。
小高:記、写真:宮崎
奥多摩の山域での通行止めなどの登山道の最新の情報は奥多摩ビジターセンタでご確認下さい。
https://www.okutama-vc.com/登山道-道路状況一覧/
奥多摩ビジターセンターの登山道-道路状況一覧
なお,御前山の登山道の閉鎖の情報は,2013年9月29日に佐々木自然保護指導員からもフィールドレポートで報告されています。
新潟県と群馬県の境に位置する巻機山でおこなわれている、景観保全の山岳ボランティア活動です。
主催:巻機山景観保全ボランティアーズ
1)夏季活動 8月24日(土)~27日(火)
2)秋季活動 9月16日(月)~18日(水)
内容と参加方法などは次のWebページをご覧下さい。
→ 巻機山景観保全ボランティアーズ OFFICIAL WEB SITE
晩秋になると樹々は気温の低下を察知し、根が水分の吸い上げを制限し始める。更に、葉と枝の接続部にある「離層」と云う、水道の栓の様な機能を持つ組織が、枝葉への水分の補給を止めてしまう。
葉は太陽の光を受け、空気中の二酸化炭素(CO2)を基に「葉緑素」を作り、樹木の幹へ養分を供給している。所謂、光合成を行っている。その葉緑素は行き場がなくなり、糖分として枝葉に残留する。葉に残った糖分が、紅や黄色に変色して紅葉すると云う訳である。紅くなるのはアントシアン、黄色くなるのは、カロチノイドを含んだ葉である。
やがて葉は、風に吹かれて落葉となり、大地の栄養分として肥沃な土を作り、豊かな緑を育て、それを昆虫が食べ、昆虫を鳥が食べ、鳥は植物の種を大地にばら撒き、その鳥も動物等に食べられたりし、動物は、尿や糞あるいは自分自身の死骸を地球に戻し、樹々の栄養分となる。見事な食物連鎖の世界が構築されている。
太陽と、地球の光と水と空気の相関関係を考えれば、生物多様性が如何に大切であるか。また、人間目線をやめ、自然の摂理に真摯に眼を向る事が、如何に望ましい事であるかが理解出来ると思われる。
(社)東京都山岳連盟自然保護委員
(社)日本山岳協会自然保護指導員
徳永邦光
歩く、走る、足で、自転車で。完全に遠慮して欲しいオートバイ、私は危険な目にあいました。
健康ブームの影響でしょうか、山を足で走る人が特に増えています。マナーを守り、一般登山者に迷惑をかけたり、危険を感じさせないで大自然を堪能できればと思います。狭い登山道は通過に注意する場所もあり、団体での競技走行は特に注意が必要ですね。
狭い登山道での譲り合い、挨拶などが自然体で行われ、都会でゴミのポイ捨てを平気でしている人も山ではしていないなど、自然の中に入ると、人々の心も和やかで、純真になるのでしょう。
都会や近郊でも開発、相続税、車庫建設などで樹木が少なくなっています。樹木の有る所では、心のゆとりが出てくるように感じます。
緑を増やし自然と人との共存を大切に。
森谷博史
ウメノキゴケは葉状地衣類の一種で必要な水分や養分を雨や霧、露などの空気に含まれる水分や無機物から吸収している。そのために、大気中の汚染物質の影響をモロに受けるので汚染濃度の高い市街地などでは見られない。
今年7月に中央沿線の百蔵山(1003m)に登ったが、狭い山頂のど真ん中にある桜の幹のあちこちに、灰緑色の葉状体を発見した時は単純に「近くていい山」を実感したものである。
宮崎 仁一郎
写真: 百蔵山山頂の桜の幹に着生するウメノキゴケ
その後、彼は証明のためグリーンランドに行き過労死。一時この学説は立ち消えた大戦後、地磁気の研究で大陸が移動したと考えないと証明できず、東日本大震災でもわかるようにプレート説が浮上、確たるものとなった。これにより大地震予知研究等が大きく進んだ事は確かだ。
ヴェゲナーのように広い視野に立って、多くの知識を会得し、新しい発想で自然を見つめ直す時代が来ているのではないだろうか?
藤井謙昌
最近、一般道を走る市民マラソンは異常なほどの盛り上がりである。トレールランニングも市民権を得つつある。辞書には「森林・原野・山地などにコースを設定して、走破するタイムを競う耐久レース。トレラン。」とある。
都岳連が主催するハセツネCUPも大変な人気。自然保護委員会では自然保護の観点、安全性、登山道占拠などからトレランには厳しい目を向けている。
ならば一度走ってみようと、いざ高尾山方面へ。山の楽しみと走る楽しみ、両方味わえた。
少人数でかつ自然や人を思いやる心を持ち、マナーを守り安全を確保できれば、スポーツとして認めてもいいのでは。大人数で駆け抜けるレースとはやや違う。みんなの宝、山を大いに考えさせられた。
福田博明
巻機山景観保全ボランティアーズが主催する、2011年の巻機山の景観保全活動についてご紹介します。
日本の山でのオーバーユース(過剰利用)、特に高山帯のお花畑、草原、湿原など弱い植生での踏みつけによる裸地化が深刻になっています。
上越国境の巻機山でも例外ではなく、膨大な降雪により形成された雪田草原が破壊されていました。しかし、巻機山では30年に及ぶ景観保全活動の取り組みが行われ、徐々に回復が進んでいます。
この活動について、都岳連自然保護委員会のメンバーも少なからず参加し、応援してきました。
巻機山の美しい景観を取り戻すために、是非、ご参加ください。約2000mの山での活動で大変ですが、一度は体験されることをおすすめします。
2011年、夏と秋の景観保全活動日程は次の通りです。
1.夏季活動
8月20日(土)~23日(火)
2.秋季活動
9月16日(金)~17日(土)
●詳細、申し込みはこちらへ
→巻機山景観保全ボランティアーズ
投稿:岡田
その先生が、東日本大震災の未曾有の被害状況を見て、森の防潮堤づくりの提言をした。有害物質等を取り除いた瓦礫を土と混ぜて盛土をつくり、その上に潜在自然植生の植樹をする。
人間の力ではとても太刀打ちできない自然の驚異。被災地にあふれる瓦礫の山を未来につながる「いのちを守る森」へ。自然との共生の在り方を問うこの壮大なプロジェクトを応援したいと思った。
はせがわ
参考: 宮脇 昭「がれきを森へ・・・ 命を守るプロジェクト」
http://www.youtube.com/watch?v=SHCqz_lHL0Q&feature=related
60年以上、山を歩いていると、山の植物は変わって来ている。カタクリや笹が消えたり、フキが消えているようなことが多く見られる。植物は連作を嫌うからでしょうか。畑でカタクリ粉を生産していた農家は、日本で一軒もなくなった。笹の葉などを製薬会社に出していた農家も、数十年毎に場所を変えているようだ。植物は連作を嫌う為に、その畑の土壌を変えてやらなければならいので、耕したり、肥料を与えたり、畑を移転させたりする。又、植物によっては、自ら蔓を延ばして移動していく。
何もせず、じっと見守って行くことも、自然保護のひとつかと思うが、大切にしていく事を考えるのも自然保護のひとつと思います。
野本秀旺
希少で生育環境を選ぶことでは山で出会った高山植物も似ている。レジャーや撮影での生育地への侵入や販売目的の盗掘も似ている。
状況が理解できれば影響の少ない行動がとられると思う。高尾山の清掃登山から入った自然保護委員会で、仕事で慣れたインターネットを活かして情報を共有し、協調者が増えることを願っている。
野口 一徳
写真: 日本で購入できるサボテン
参考: Red Data Book (imagesタブに写真がある)http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/40961/0
環境に関する法律は、ひと昔前から比べれば条約、条例、法律と多岐にわたって制定される様になりました。司法試験の中に環境法が選択科目のひとつになっているという事実は近年の環境保護運動の成果ではないでしょうか。
環境基本法、森林法、自然公園法、景観法、水質、大気、騒音、化学物質、リサイクル法、ラムサール条約、モントリオール議定書などなど、多岐にわたっていますが、これらのことを少しでも勉強しなければと考えて居ります。指導員の皆さま方にも是非、時間を作り、関心ある分野を勉強して頂ければ、環境問題の一端を理解する手助けにもなると思います。
西山
1966年(昭和41年)7月10日、黒部別山大タテガビン南東壁正面壁鵬翔ルートを丸山隆司、竹内昌博、徳永邦光の3名で初登攀した。
ルートは、基部から登攀終了点まで全長480M、グレード「4級・A1」。
この初登攀を契機に、南東壁は次々と新しいルートが、人工登攀(エイドルート)で開拓された。
その当時は「ヒマラヤ鉄の時代」と云われ、岩壁にハーケンやボルトを打ち込む事は、ルートの難易度を下げない限り、抵抗感が無かった。
しかし、高所登頂も無酸素が当たり前となり、岩壁登攀も前進の為の人工を排し、ルートのフリー化、即、人間自身の力で攀じる思考へと進化した。
クライマーにも、自然環境保全の理念が浸透した証左であろう。
自然は人間の畏敬の対象でもある。
徳永邦光
今年も残り少なくなりましたが、世界最大の花、「ラフレシア」が今年7月に小石川植物園で咲いたのを覚えていらっしゃいますか。
強烈な匂いで、たった2日の開花とか、テレビでみました。
とたんにそれでは世界最小の花は?
ネットで調べましたら「ミジンコ浮き草」だそうです。0.5ミリの葉?に咲く花、見てみたいです。
種子植物だそうですから花が咲き、実がなるのでしょう。めったに咲かないそうですが、栽培は容易にできそうです。今度横沢入りで、見つけて栽培してみようと思います。
もし花が咲いたらビックニュースです。
椎名 宏子
Web担当で参考リンクを追加しました:「oNLINE植物アルバム」のサイト
ラフレシア
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=12685&data_id=
ミジンコウキクサ(細かい方がミジンコウキクサ)
http://plantdb.ipc.miyakyo-u.ac.jp/php/view.php?plant_id=11526&data_id=
主催者からのリーフレットの抜粋を次に掲載します。
詳細は問い合わせ先でご確認をお願いします。
投稿: あまの
→ リーフレットのダウンロード(pdf形式)
>>>
木材の生産現場である森で作業体験した後、加工現場である木工連の工房を見学します。秋川の木材を使うと、地域の豊かな自然が育まれる仕組みを一緒に学んで見ませんか?
当日は、あきる野市が誇る森の番人「森林レンジャーあきる野」がご案内します。
日時 平成22年11月27日(土) 午前9時から午後4時まで
集合 あきる野市役所 午前9時 または、五日市出張所 午前9時30分
対象 18歳以上の方
内容 経済林での林業視察及び作業体験、木工連工房などの視察
参加費 1000円(保険代金等)
※参加を希望する方は電話でお申込みください。 募集人数は先着20名です。
問合せ先 あきる野市役所 環境の森推進室 042-558-1111(内線2551)
受付時間 平日の8:30から17:00
>>>
この島は沖縄本島に次ぐ大きさがありながら、亜熱帯ジャングルが90%以上を占め、人は島の半分にしか住んでいない未開の地を残す自然豊かな島だ。
観光客が増加するにつれ、自然を観光資源として利用することで、大切な財産を失いたくはない。この島を第二の屋久島にしないため、島の大きさに見合った利用方法を考え、自分たちの手で守ってゆく道を探していると島民が語ってくれた。
エコツアーに参加し、ゴムボートでマングローブのジャングルへ分け入り、崖から落ちる滝に打たれたり、シュノーケルを付けて熱帯魚や珊瑚礁を観察したりと、手付かずの自然を満喫しながら、この自然を次世代へ引き渡すのは私たちの責務と思った。
小島
写真: 浦内川上流のマリュドゥの滝(日本の滝100選)
生物多様性条約の目的
- 多様生物性の保全
- 生物多様性の構成要素の持続可能な利用
- 遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分
以上三つの理念を基に、2020年までに達成すべき世界目標「名古屋タ-ゲット」、利用国と原産国の利益配分を定める国際ル-ル「名古屋議定書」の採択を目指す。
全世界の人々が、日本の生活レベルになれば、地球の2.3個分の資源が必要とされる。日本は29位だが、世界中が2位の米国並みに達すれば、地球5個分が必要となると云う。
環境省発表のレッドデータブックは、日本国内で3,155種の動植物が、消滅の危機に晒されているとしている。世界では、毎日毎日100種類が消滅していると云われている。恐竜時代は、1世紀に1種類の滅亡であったと云うから、地球は今、有史以来のとめどもないスピ-ドで、破滅へと向かっているのかもしれない。
COP10を契機に、日本は栄誉ある議長国として、先進国と発展途上国の利害の調整に努め、強いリ-ダーシップを発揮して、水の惑星、青い地球の滅亡への道に、歯止めを掛ける事が責務ではないだろうか。
投稿: 徳永 邦光
巻機山は多雪のため雪解けが遅く、山頂一帯は過湿状態におかれ樹木類が入り込めず、夏季の短期間でも生育できる草本植物で占められます。湿原の一種、雪田草原が美しい山です。
かつての巻機山は、登山者の踏みつけなどで植生が破壊され、裸地化と侵食の拡大、地塘破壊などを誘発していたそうです。
私は始めての参加でしたが、巻機山景観保全ボランティアは30年近くの歴史があります。今年の作業は、8合目付近の登山道が広がってしまった箇所にヒゲノガリヤス(裸地のパイオニア種)の種をまき、緑化ネット敷き、肥料撒き。避難小屋から山頂への登山道脇の池塘のミヤマホタルイ株を掘り取り、それを乾上った地塘へ客土。これらの作業に微力ながら参加させていただきました。
登山者の一人として、自分の一歩が自然に与えるインパクトの大きさに矛盾を覚えることがしばしばですが、このようなボランティアを通して、美しい光景を後世に残し、山で得た恩恵を少しでも恩返しできる一助を担えればと考えます。
巻機山景観保全ボランティアーズの代表である松本清氏を中心に東京農業大学関係者らが30年近く、毎年精魂こめて保全してきた巻機山。訪れる機会がありましたら、ボランティアの皆さんの30年におよぶ試行錯誤の成果をみて知っていただき、登山者の皆さんにも自然保護・保全に関心を持っていただければ幸いです。
(参加者:岡田、福田、長谷川)
投稿:はせがわ
写真:作業前の竜王の池 エゾホソイ、 裸地化した場所に植生を復元させるために竜王池のエゾホソイをブロック移植している様子、 朝日平付近の植生復元の様子
撮影:福田
この間、子供の頃から慣れ親しんだ山登りや、1991年から参加させて頂いてる自然保護委員会の活動を通じて知己を得た全国の岳人のご好意により、旬の山菜やキノコ、ユズやアケビといった山の果実、イノシシやシカとウマ等の獣肉などなどの東京では珍しい食材を送って頂きお客様に提供しております。
是非お立ち寄り下さい。なお、土日・祝日は山行のためお休みさせて頂いております・・・
小高令子
カラスウリは、夕方に白いきれいな花を咲かせていましたが、この時期は覆っている木の上からツルを地面に向かって垂らします。ツルの先端が地面に届くとそこからまた根が生えてきます。おおもとのツルを何度引っこ抜いても後から芽が出てきます。根こそぎ退治しようと根を掘ってみると写真のように芋が出ました。地上のツルを引っこ抜いてもこの芋が残っていたわけです。これで我が家では雑草の退治がおわりました。
あとで調べてみると、この芋からとったデンプンはベビーパウダーなどに使えるそうです。また、カラスウリを朝顔や苦瓜の代わりに日よけとして窓辺などに植える人もいるそうです。もったいなかったかな?
カラスウリの名前の由来は、カラスなどの鳥が食べたり、残したりするというものと、実が熟すと朱色の墨汁の色に似ているので唐朱瓜(からしゅうり)となったというものがあるようです。
投稿: 野口
前日の大雨の影響で道はしっとりとして歩き易いのですが湿度が高く少々熱中症気味での夏の低山はこたえました。
真夏にはやはり花は少なく、クズ(葛)、キツリフネ(黄釣船)、ヤマアジサイ(山紫陽花)、カメバヒキオコシ(亀葉引起)くらいしか目に映りませんでした。マルバ、ウリハダ、イロハの楓類は、葉が繁り合い深い所では群青色にさえ見えました。春に開花したサンショウ(山椒)も立派に結実し、ヤマブドウ(山葡萄)も確実に実を大きくしています。
6月に珍しいタゴガエルの卵塊を発見した湧水地では5㎜程の真っ黒いオタマジャクシが200~300匹発生していました。
避難小屋にトイレットペーパを20個補充し、暑さのためちょっとペースダウンした水質調査は16時20分に無事終了致しました。
投稿 ヤマネ
写真: 西山
それからほぼ毎年のように行き、種取り、種まき、池塘の復元など、1年でたった2日の参加でも、毎年のように行くと自分たちが作業した結果が見えてきます。緑がよみがえるのが実感できました。反面、やってもやっても戻らなところも・・・、自然をもどす時間の長さが実感できました。
そして、定期的に同じ山に行くことで山や自然の様々な変化が見えるようになってきました。
どなたもホームグラウンドの山を持ってみてはいかがでしょうか。
岡田
ご参考: 今年も巻機山の植生復元の活動が行われます。重労働はありません、気軽に参加ください。
巻機山景観保全ボランティアーズ
http://www.asahi-net.or.jp/%7Evj3m-yki/makihatatop/makihatatop.html
2005年11月、風蓮湖・春国岱はラムサール条約に登録されました。ラムサール条約の「ラムサール」って何のこと?
「ラムサール」とはイランのカスピ海に面した小さな町の名前なのです。条約の正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といいます。世界で初めて生まれた自然保護のための国際条約です。
現在は日本全国に33箇所の登録地があります。水資源としても重要な湿地(ウエットランド)は特有の動植物を育む生物生産力を持っています。
雄大な風蓮湖を眺めて大切にしていきたいと新たに思っております。
委員:アンカー
平成19年から戸倉刈寄地区に「みなと区民の森」が整備され、今年3月には「新宿の森あきる野」、4月に「サントリー天然水の森 奥多摩」と続々誕生しています。
都岳連自然保護委員会がこの地を観察会や委員研修の主なフィールドにして10年以上になります。私有林を提供できる地主さんもいますので、そろそろこのような取り組みに目を向けて考えるグループを立ち上げませんか。
あまの
英語で書くと「PM2.5」、イレブンpmの親戚ではありません。同じく排ガスから出る微小粒子状物質のことで、国は平成21年9月9日付けでこれに係る環境基準を米国並みに設定しました。
究極の利便性?の自動車から排出される物質が「人の健康を損なう」時代。私達は利便性と環境保全の狭間で、色々な場面で選択を迫られるようになりました。
登山だって「与えるインパクトと自然保護」のムジュンを考えさせられる時代です。せめて「緑の増殖につくせる」ようにと、行動しています。
大島文雄
● 2010年6月1日(火)
山岳映画サロンの夕べ
豊島公会堂(池袋駅東口5分 豊島区役所隣)
開場 PM5:45 上映 PM6:15
定員:1006名、満員の際はこ容赦下さい
主催:山岳映画サロン
大山山頂のトイレ汚泥のエコ活動記録
尾瀬燧ヶ岳のダイナミックなテレマーク春スキー
など
● 2010年6月9日(水)
第11回 山岳映画の夕べ(横浜)
神奈川公会堂(JR東神奈川駅、京急仲木戸駅、東急東白楽)
開場 PM5:50 上映 PM6:20
定員:562名、満員の際はこ容赦下さい
主催 山岳映画サロン・横浜山岳協会
栃木県仙人ヶ岳トレイルラン
キタダケソウを訪ねて
など
投稿:野本
3月の調査時より水温は上がっていますが気温は全般に2~3℃低く、水量は融雪のためかかなり多めでした。
寒さのためかカタクリは殆ど咲いてなく、ハシリドコロは御前山では普段この時期に満開ですが、まだまだ蕾しかなく、株の数も少ないようでした。バイケイソウも若葉が出たての直立状態、また、ネコノメソウもまだまだ小さく仔猫の目のようでした。
投稿:ヤマネ
今を去る約50年前、高校山岳部顧問の先生から借りて読んだ、ハインリッヒ・ハラー著「白い蜘蛛」が、僕の山への憧れの原点でした。それに出てくる「ヒンターシュトイサー・トラバースルート」等、未だに鮮明に記憶に残っています。
防風・防寒・防水具は木綿だし、ザイル(ロープ)はマニラ麻、鉄のカラビナ、ピッケルとハンマーの柄はヒッコリー材という時代。 吹雪、嵐、高度感、記録映画ではないかと思わせるリアルさです。 男の壮絶なドラマに仕上がっていました。
一見の価値アリです。
投稿: 徳永
ご参考 オフィシャルサイト http://www.hokuheki.com/
2010年3月7日(日) 午前中雨天
東京都山岳連盟、神奈川県山岳連盟、広沢寺周辺里山を守る会の協力者などが80名集まり、降る雨の中で予定通り清掃活動を行った。
清掃活動を始める前に各団体代表のあいさつ等があり、東京都山岳連盟では前都岳連自然保護委員長、加藤秀夫氏が代表してあいさつされた。
当初はトラック6台のゴミがあったけれど、最近のゴミはタバコ関係のゴミと食べ物等のゴミが主になった。
毎回都岳連自然保護委員会から運んだゴミ袋は、今年は都岳連日本山岳耐久レースからのゴミビニール袋を運んだ。
都岳連関係者も十数名参加、協力して下さった。
これからも毎年岩場周辺の清掃集会を行う予定ですので是非ご参加をお願い致します。
都岳連自然保護委員 野本
広沢寺の岩場を楽しむ岳人に守っていただくルール5ヶ条
(1) 車両は2つの広沢寺前駐車場(無料)に置いて歩いて現場に行くこと。
(2) トイレは駐車場のトイレ。または、駐車場から500m上がったトイレを利用すること。
(3) 岩場周辺には、テントを張らないこと。
(4) 炊事等をしないこと。
(5) 帰りも清掃して帰ること。
写真: 広沢寺の岩場を守る会事務局からの提供
参加者の皆さん、オートバイなどの不法投棄
予報通り朝が最高気温で徐々に温度は下がっていきました。
駐車場では昨年3月の倍の外気温で12℃もあり、取水も容器洗いもとても楽でした。
注目の湧水地では、さすがにこの時期に動物の泥浴びの痕跡は有りませんでしたが幾つかの足跡があり、大腸菌の判定では反応があり、20個以上のコロニーがでました。
霜柱で10cm近く浮いた山道をドロンコになって下山しました。山はまだまだ茶色の世界で樹間をカケスだけが勢いよく飛び廻っていました。
投稿:ヤマネ
ヤビツ峠付近では、センニンソウ(仙人草、キンポウゲ科)が桜でも咲いているかのように,絡んでいる木に白い花(種)を咲かせていました。
山の上では葉が落ちていますが、新茅荘から大倉までの水無し川に沿っては、黄色や深紅の紅葉が沢山残っていました。15時頃にもなると林道に人影もなく、晩秋の紅葉を堪能しました。
富士見山荘下の名水、護摩屋敷の水には車で水を汲みに来ていました。トイレは富士見山荘、烏尾山で50円のカンパ依頼。
投稿:野口
写真:センニンソウ(仙人草、キンポウゲ科)、鮮やかさ十分の紅葉
気温が水温を下回る寒さの中、今回から検水温度を上げるためにお湯を使いました。
紅葉はほぼ落ちて、落葉で滑りやすくなっていましたが樹間から木漏れ陽のさす初冬の素晴らしい山景色でした。
駐車場から登り始めの10:15に熊の足跡?を斜面に発見。前足には爪の跡も残る新しいものでした。
湧水地点でヌタ場調査、樹木の低い位置に牙の研ぎ後を再確認。前回宮崎さんご尽力の調査機関での体毛確認は「猪」と判明。
25名位のハイカーと遭遇、なによりの成果は避難小屋でトイレを使用されていた方々が「トイレットペーパもあるし綺麗なトイレね」の会話を耳にしたことでした。(ペーパの残量2.5コ、次回調査時に荷揚げ要)
今回、委員全員でカタクリユニホームを着用しました。
また、自然保護委員会実地講習の補講も1対4人で懇切丁寧に実施致しました。
投稿:ヤマネ
写真:宮崎
9月26日の水質調査の際、御前山の調査ポイント「湧き水」のすぐ上部でヌタ場(沼田場)を見つけました。8月の調査で植生のない涸れた沼地状の小さな広場があるのを見ており、野生動物たちの絶好の遊び場だなと感じていました。今回の調査で確認したところ水溜まりがヌタ場=写真中央の赤丸=になっていました。湧き水から5~6メートル程上部、水脈の真上です。周囲の斜面が落ち葉に覆われているため足跡からイノシシが使っているのかニホンジカのものかは残念ながらはっきり確認できませんでした。ヌタ場の状況から見て、かなり頻繁に使われているのは確かで、次回は毛を探して確認したいと思っています。
水質調査の結果に興味がありましたがCOD(科学的酸素要求量)の値が他の5か所の調査ポイントより高く、水中の酸素量がやや不足しているようです。微生物発生も考えられます。また、大腸菌検査もコロニーを確認しました。人の大腸菌なのか野生動物の菌なのか。知識不足ゆえ果たして野生動物にも大腸菌が存在するのか否かまでは不明で今後の研究課題。
本来、山は野生動物たちの生活の場です。水質に問題が出たとしても、そこに侵入する我々人間が勝手に「大事な水場だから近寄るな」とは言えません。静かに「湧き水」の定点観察を続けるだけです。
投稿と写真: 宮崎
ユニセフチャリティー山岳映画会 第26回のお知らせです。 [終了]
丹沢の道や八ヶ岳の地質がテーマにありますね。
期日:平成21年10月20日(火)
開場:17時45分
上映:18時10分~21時
会場:豊島公会堂(みらい座いけぶくろ) →ホームページ、地図
JR山手線池袋駅東口下車 徒歩約5分
参加費 500円(ユニセフに寄付)
主 催:山岳映画サロン
プログラム
- 白銀に夢中だ
- 大同心から見る八ヶ岳の雄大な地質
- 鍋割山への道
- 特別上映「エベレスト征服」
投稿: 野本
8月15日、8月度の水質調査に行ってきました。
水質調査と自然保護指導員講習の補講者への水質の概要説明と実際に検査パックを使った実地講習も終えました。
2ヶ月前にはエゴノキが満開でしたが、今回は緑の可愛い実を付け、所々に紫色のクズの花びらが山道を覆い、ウバユリの蕾もふくらみ始め、緑濃い樹林の中にフシグロセンノウのサーモンピンクの花が鮮やかでした。
上流部から少し登った辺りには山葡萄がいっぱい実をつけていて、9月の調査の頃には色づいているかも。季節の移ろいを植物で感ずるのも水質調査の楽しみの一つですね。
参加者は、西山、小林(車)、小原、森谷、宮崎、山根、自然保護指導員講習受講者1名の総勢7名です。
投稿:ヤマネ
写真:小原
8月に入って苗場山の湿原を見に行こうと急に決まりました。職場帰りで湯沢の仮眠所利用、苗場山登山、小赤沢温泉、お酒の買い出し、へぎそば、帰りの渋滞と充実した内容でした。
津南町秋山郷から入った小赤沢3合目駐車場は、トイレもあり水も使えます。小型バスも入っていて、50台くらい駐車できるようです。
曇り時々小雨。4合目の水はおいしい。木道が始まる湿原入口までの登山道はぬかるみが多く、運動靴で登っていた中学生の団体はどろんこ状態。3箇所の急な岩場には鎖と固定ロープがあった。
苗場山の山の上が広大な台地のような湿原であることには驚かされる。湿原には、チングルマが綿毛状態、咲き遅れたイワイチョウが少々、頂上付近にほんの少しのニッコウキスゲ、ワタスゲが所々に、キンコウカやイワショウブが一面に、リンドウはこれから、モウセンゴケやヒメシャクナゲも見つかりました。
木道に沿って斜度のあるところでは土壌流失があり、防砂の石組みはあまり効果が出ていないように見える。木道も3箇所くらい土が流れて土台が浮いていた。斜度の少ないところにネットで修復したところがあり、スゲ類が生え始めている。
山頂下部休憩場所は、大きな木のテラスになっていた。この回りの土の流失が心配である。光を下に通す材料か金網のように光と水を通す構造なら植生は残れるのではないだろうか。
自然保護指導員の腕章を付け、自然保護のゴミ袋を持ってゴミを回収しました。大きいものはタオル。そのほかティッシュ、飴の包装など10個程度でした。
8/8(土)20:00所沢駅集合 22:50ゆざわ健康ランド泊2,200円
8/9(日)7:40小赤沢3合目駐車場発 → 10:20湿原入口 → 11:20苗場山頂
12:25山頂下部休憩木テラス発 → 12:40苗場神社発(往復) → 13:35湿原入口発 → 15:45駐車場着
苗場山頂ヒュッテは営業、遊仙閣は休業でした。
駐車場に着いた頃は濃い霧が出て、運転は先が見えず緊張状態。
登山口の秘境・秋山郷の小赤沢温泉楽養館で温泉に入る。濃い赤い湯は鉄ナトリウム・カルシウム塩化物泉とのこと。
お酒は、津南町の苗場山や霧の塔、六日町の八海山などコシヒカリの産地だけあって沢山並んでいました。
湯沢で食べた魚沼地方発祥のへぎそばは、つなぎに布海苔(ふのり:麻織物の糸の糊付けに利用)を使い、へぎ(片木)と呼ばれる器に載せて出すのでこの名があるそうです。
20時を過ぎていたためか、所沢から湯沢までの高速道路料金は特別割引適用で片道1,450円でした。
写真: キンコウカ、 苗場山山頂、 苗場山山頂付近の登山道浸食、 ネットによる修復
参加者: 岡田CL、 長谷川、 野口
投稿: 野口
7月3日深夜、飯田橋のおでんや「川端」前を貸切マイクロバスで出発。
総勢12名。
日本山岳協会自然保護委員会の2009年研修会です。
4日早朝 広河原着。土砂降りの雨。
しかし、山の端に雲が上昇しており、そのうち止む事が予感される。
暫くして雨は上がったものの うすぐもり。
登りは大樺沢を詰め 頂上直下を下って北岳山荘泊。
大樺沢の雪渓は例年に無く積雪が多く 八本歯のコルまでピッケルとアイゼンの世界でした。
5日朝 天候はまたもや風雨混じり。
北岳頂上に着いた頃から回復に向かい、肩の小屋の広場から甲斐駒ヶ岳が一瞬姿を見せました。
下りは草すべり 白根御池経由で広河原へ下山。
頂上附近のお花畑には、キタダケソウ、エ−デルワイス、ハクサンイチゲ等
高山植物が風に揺られて可憐に咲いていました。
夏の北岳は、まさに花の山ですね。
投稿: 徳永邦光
写真:小高 キタダケソウ、大樺沢の雪渓
巻機山景観保全ボランティアーズが主催する、2009年の巻機山の景観保全活動についてご紹介します。
巻機山の美しい景観を取り戻すために、是非、ご参加ください。
1.夏季活動 8月22日(土)〜8月25日(火)
作業は種子採取、植生復元等
集合22日(避難小屋前13時)、23,24日(避難小屋前7時30分、13時)
2.秋季活動 9月18日(金)〜9月20日(日)
作業は種子採取、植生復元等
集合18日(避難小屋前13時)、19日(避難小屋前8時、13時)
●問い合わせ、申し込み、詳細はこちら
巻機山景観保全ボランティアーズ
http://www.asahi-net.or.jp/~vj3m-yki/makihatatop/makihatatop.html
電話042-592-9903 松本清(代表)まで
●岡田、渡邉は秋の活動(9/19〜20)に参加予定です。
参加希望の方は岡田まで連絡ください。
投稿:岡田
「日本の心 富士山展」(於 FUJIFILMSQUARE)を観てきました。
毎年、登山者数が増加している富士山。日本人の心、富士山の美しさや歴史を改めて見直してみるのはいかがでしょうか。
7月29日(水)まで。 無料。
https://fujifilmsquare.jp/detail/09070401.html
※このリンクはイベントの終了で動かなくなります。
終了後の FUJIFILMSQUAREは → https://fujifilmsquare.jp/
投稿:は
この時期の丹沢の新緑はきれいでしたが、桜は雨で花びらが散ったところでした。ヤビツ峠からの登りでは目前を雲が横切る中、ギンリョウソウが数株、多くのマムシグサ、タチツボスミレが見られました。シカの食害と見られる傷跡があり、付近は長い防鹿ネットが張られていました。
雨天時のハイキングで、木が水を集めて自分の根本に流し込んでいる様子、登山道を流れる水が登山道を浸食する様子と水を斜めに登山道外に流す排水溝の効果、登山者がステッキを突いて開けた跡からの浸食などが観察できました。大山の下りでは長い間に登山道が背丈以上に浸食されているところもありました。
阿夫利神社下社の茶店でお茶と団子で休憩、大山ケーブル追分駅の下で名物大山豆腐料理(2,000円くらいから)を味わって、雨の濡れも癒されます。
写真は、登山道横のマムシグサ、 シカの食害と見られる傷跡
投稿:野口
山岳映画サロン 創立40周年
ユニセフチャリティー映画会 25周年記念特別映画会のお知らせです。 [終了]
キタダケソウがテーマに挙がっています。
期日:平成20年10月22日(水)
開場:17時45分
上映:18時15分~21時
会場:みらい座いけぶくろ(豊島公会堂) →ホームページ、地図
JR山手線池袋駅東口下車 徒歩約5分
参加費 500円(ユニセフに寄付)
主 催:山岳映画サロン
プログラム
1 キタダケソウを訪ねて(北岳・間ノ岳)
2 穂高連峰 青春の踏み跡を辿る
3 秘める山上の池 バーラポカリトレッキング
4 白馬に遊ぶ 1988年8月
5 黒部川源流 上の廊下を行く 1983年8月
投稿: 野口、野本さんからの情報です。
巻機山の美しい景観を取り戻すために、是非、ご参加ください。山中1泊で、山の上での活動で大変ですが、一度は体験されることをおすすめします。
1.夏季活動 8月23日(土)から8月26日(火)
集合:巻機山避難小屋前
23日:13時/24日:7:30、13:30/25日:7:30
2.秋季活動 9月19日(金)から9月21日(日)
集合:同上
19日:13時/20日:7:30、13:30/21日:7:30
3.資材荷上げボランティア募集 8月23日(土)
集合:南魚沼市清水・桜坂駐車場(巻機山登山口)6時
●申し込み、詳細はこちら 巻機山景観保全ボランティアーズ
http://www.asahi-net.or.jp/~vj3m-yki/makihatatop/makihatatop.html
私は次の予定で参加します。
8/22金曜夜20:30ごろ、または土曜の早朝出発
8/23朝から登山開始、午後から景観保全活動。
現地避難小屋泊(またはテント泊)。
8/24午前中、景観保全活動。午後下山。夕方帰京
また、秋季活動にも参加を予定しています。
投稿:岡田
日本山岳協会自然保護常任会が2008年6/28-29(土日)に尾瀬で実施されました。尾瀬保護財団と尾瀬林業の格別な協力をいただき、参加者30名が研修をしてきました。
28日は1969年から行われている荒廃したあやめ平の湿原回復状況を見てまわりました。回復にはミタケスゲという、種の収穫が多く、蒔いた後に成長しても他の植物の生育を邪魔しない植物が選ばれていました。現在ではほぼ緑の回復は進んだものの、引き続き作業を行っていく必要性を感じました。
29日は熱帯低気圧のため雨となりましたが、熊と人間の共生のために作られた高柱木道を「熊は通るのかしら」と覗いて見ました。また、昨日開通した東電橋を渡りました。研修会では環境保全の思いを新たにして終了しました。
投稿:猪狩
写真:ギンリョウソウ、ガクウラジロヨウラク
参考: → ミタケスゲ from oNLINE植物アルバム
この時期、低山や雑木林でよく見られる小さな白い花々があれば「ウツギ」ではないでしょうか。「ウツギ」は枝の中が空洞になっているため「空木」と言うそうです(全てではありませんが)。「ウツギ」と名のつく木々は、ユキノシタ科、バラ科、スイカズラ科、アジサイ科....などなど、種類が豊富でまぎらわしく悩ましいのですが、よく見るといろいろな特長があります。
今回の観察会だけでも「ウツギ」「マルバウツギ」「ツクバネウツギ」「コゴメウツギ」などを観ることができました。
その中でもその名の通り!というものが「衝羽根(ツクバネ)空木」、
花の下についている萼片(ガクヘン)が羽根衝きの羽根に似ていることからこの名がついたとのこと。
また、「小米(コゴメ)空木」はお米の粒のような蕾から小さくてかわいらしい花をたくさんつけます。
珍しい花ではありませんが、名前を漢字にして知るとなるほど!と感心します。
小さな発見をしながらの山歩きも楽しいものです。
投稿:は
写真:マルバウツギ、ツクバネウツギ、コゴメウツギ
東京に近く自然豊かな奥多摩御前山のカタクリなどを見てきました。 2008/4/29 晴れ、山頂では薄曇り。
体験の森管理事務所で周辺案内図(御前山と惣岳山までのルートがわかる)をいただいて、一般車両通行止めのところの空き地に駐車して出発。これに並行する栃寄沢の登山道は一部崩壊のため閉鎖中。通って沢に落ちたという人に会った。ヤマブキ、ウワミズザクラが咲く。
体験の森入り口のあずまやからも車道上部の崩壊のため通行止めで、しばらく並行して付けられた山道を行く。この付近では、キケマン、スミレ4種類くらい、マムシグサ?、ハシリドコロ、ヨゴレネコノメ、エンゴサクが咲いている。
涸れた沢を渡るあたりから、ニリンソウ、アズマイチゲ、エンレイソウ、避難小屋に近づいてくると落葉松林でスミレ類、カタクリが咲いてくるが、数はそれほど多くない。
避難小屋からの登山道が御前山からの稜線とぶつかる分岐点付近から、稜線を大岳方面に下って保護ロープを設置してある範囲はカタクリの花が満開のようである。カタクリは登山道際まで有り、道が柔らかく歩きづらいことから、都岳連自然保護委員会が設置した保護ロープや枯れ枝での通路制限は有効に機能しているようである。
分岐から御前山1405mまでは、咲く寸前のつぼみが多く、5月連休の1週間あたりで咲くものと思われる。御前山から惣岳山まではあちこちで花が開いている状態である。スミレ類も咲いている。惣岳山の月夜見側の直下は、カタクリの花が少ない。カタクリは唐松などの落葉樹林に多かったが、この稜線斜面は防火帯なのか帯状に木が無い。
御前山と惣岳山の間の分岐から下山して、体験の森を抜けて駐車場に向かう車道に出る。このルートは、分岐後まもなくカタクリの花はほとんど無くなる。しかし、一枚葉のカタクリは少ないながら車道の近くなるまで続いている。体験の森ヒノキの広場付近の広葉樹の明るい場所では少数の開花があり、一部は花後の実を大きくしていた。主に広葉樹の樹林帯ではエンレイソウ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、ヨゴレネコノメ、フサザクラが開花してきれいであった。体験の森のこのルートは針葉樹林が長く、あまりおもしろいとは思えない。ただ、針葉樹を抜けたあたりの標高1100mあたりにはブナ林があり、ちょっと驚きであり、人工林と明るい自然林の違いが顕著に観察できた。分岐直下の落葉樹の広場では水が流れている。ここには、タチネコノメソウ?が少しあった。
13時頃の御前山頂上の人数は、70名。20名くらいのツアー団体、10名くらいの高校生ワンゲル部など。避難小屋では7名。出勤に挟まれた休みのためか、道路も空いていた。
朝、奥多摩ビジターセンターからは、レンジャー15人くらいが出発しているようであった。
投稿:岡田、野口
長瀞のポットホールが載っていましたので、先日探索してきました八丈島のポットホールなどを紹介いたします。三原山(東山)大の川は、大小のポットホールが数百m連続しています。一見の価値は有ります。
会津只見川上流阿賀川(大川)の辺、湯野上温泉には、川辺に直径2m深さ1.5m位のポットホールがあり、底に穴が開いていて温泉が湧き出ており、天然温泉・自然形成の岩風呂(タコツボ)となっています。湯船の温度が適当な時期は、雪解けの頃だそうです。岩の上には露天風呂があり、いずれも無料です。あまり知られていないようです。
また、ニュージーランドのミルホードトラックには、直径5〜6m高さ2.5m位のポットホールの部分だけが流出、逆さに着地した釣鐘形のものがあります。(トレッカーに対しての説明スポットになっています)
投稿:椎名
2007/12/25 NHKTVニュースによると、京都のお寺ではコケが育たなくなっているそうです。NHKの調査した13社寺中の6カ所で、コケの生長に異常が見つかって、斑ができたり地面が広がっているようです。霧の減少などの気候の変化と都市化の影響ではないかとのことです。
投稿:野口