御前山通信(2014/7)
7月27日、自然保護委員会の委員4名で恒例の水質調査に御前山に行ってきました。
午後から雷雨との予報が出ていたので、通常よりスタート時間を早め、8時に五日市駅を出発。先月の調査の際には落石で通行止めとなっていた梅ケ谷峠の道も修復が終わり通行可で、体験の森へ車を進めた。栃寄森の家からカラマツの広場~湧水間で熊の目撃情報多発との情報を頂く。気が引き締まる。
セミの声は喧しく、一面を深い緑が覆う中ギンバイソウの群落がほの暗い森のアクセントとなっている盛夏ではあるが、ワサビ田の広場から活動の広場へ通じる登山道、カツラの大木からカラマツの広場への道、湧水の広場から避難小屋への登山道といった水質調査のコ-ス上の法面に、1m程の高さまで土が露出している帯が散見された。よく見るとシカと思われる足跡多数。周辺のクサを食べ尽くしたのだろうか。以降の調査時にも観察を続けたい。
湧水は先月同様ほとんど流量なし。ヌタ場はここ数日の豪雨もあって十分の水を湛えていて、オタマジャクシの黒い大きな塊がいくつも浮いている。水パイプが詰まっている可能性もあるかと、事務所に状況を報告した。
センサーカメラは、今月もヌタ場で多くの動物を捕らえていた。特にシカの出現するコースに、ある程度の規則性が見られることが興味深い。
水質はどのポイントでもCODの値が高めであった。
記事:小高