自然保護と環境保全について :委員のつぶやきコラム
自然保護と環境保全について
これらは度々申し上げて参りましたが、今尚、区別が一般化されていない様ですので(例えば岳連通信2010年第1号巻頭言)この際、申し上げる事としました。
「自然保護」とは、人間以外の諸生物(植物・動物・菌類)及び一部無機物としての自然物(岩石・鉱物)の本来のままで保存する事で、人による破壊から守る事です。
「環境保全」とは、人間を中心とした生活圏の確保・保全(大気汚染・騒音・振動)で、両者には重複点が多くあるから、実状では判然としない場合も多い。
私達の活動も、現状では重複している事が多く、こうやって理屈を述べ理論的に分類して、自然保護に類する事だけを活動すると云う訳ではないが、これらの点をよく理解した上で、行動してゆくべきだと思います。
新村 貞男