山小屋のトイレ事情と登山者のマナー
「山をきれいに、トイレをよくする松本宣言」
(宣言)
1.入山者は、排泄者責任を自覚し、山岳環境や山小屋でのマナーを守り、山で使ったペーパーは必ず持ち返る。また、チップなど経済的負担にも協力する。
1.山小屋等は、自然環境の保全に配慮し、排泄物の適正処理、快適なトイレの提供に努力する。
1.行政は、総合的なトイレ整備方針を策定し、民間・団体を支援する。
1.山岳団体は、登山者に対するマナーの啓発で指導的な役割を担う。
1.旅行社は、山のトイレ問題に理解を深め、ガイドや登山者への教育、指導を実践する。
1.メーカーや技術者は、トイレ機器の研究開発を推進し、処理システムを確立する。
2001年5月11日 「全国山岳トイレシンポジウムin松本」参加者一同
都岳連「山のトイレマナー」四つの約束
前記「山をきれいに、トイレをよくする松本宣言」を重く受け止め、私たち登山者は排泄者責任を自覚し、これ以上の山の環境汚染を防ぐため、「山のトイレマナー四つの約束」という形で広く加盟団体会員、一般登山者に呼びかけます。
1.山に入るときは、トイレットペーパーか水に流せるティッシュを持って行こう。(携帯トイレを持参すればなお良い)
2.出来るだけ登山口で済ませよう。
3.山小屋では、トイレのルール・マナー(有料制、チップ制、ペーパー分別)を守ろう。
4.緊急に野外排泄するときは、水場を避けて埋め、使用したペーパーは持ち帰ろう。