都岳連 自然保護委員会のWebサイトは、2022年4月(令和4年度)から新しいURLで公開しています。
新しい情報はこちらのサイトをご覧ください。
https://shizen.togakuren.com/
なお、2022年3月(令和3年度)までのこのサイトは公開資料なども存在するため、更新をせずにここに公開を続けています。
このため、他サイトへのURLの変更なども反映しておりませんので、リンクエラーや各所の名称の変更などが発生した場合はインターネットでご検索いただきますようお願いいたします。
日影沢で春の花々をじっくり観察、その後、いろはの森を登山道沿いの樹々の芽吹きを楽しみながら登ります。
この時期ならではの自然の息吹、そして高尾の生き物の豊かさを感じる一日をご一緒しましょう。
期日: 4月10日(日)
集合: JR中央線 高尾駅 北口改札外 9:00 (9:12発の小仏行バスに乗車します)
小雨決行(コースを一部変更することがあります)
コース:JR高尾駅北口(バス)日影バス停→日影沢→いろはの森→高尾山
(班単位での行動になります)
解散: 14:00頃 高尾山山頂
持ち物:昼食、行動食、飲料水、雨具、帽子、手袋、不織布マスクなど。
ハイキングスタイルでご参加ください。ハイキングシューズを推奨。
定員: 20名小学生以上(定員になり次第、締め切ります)
参加費:一般3,000円、学生・都岳連会員2,500円、小学生は無料
消費税込(保険料、資料代など)
この講習会の参加にあたっては、以下にご留意の上、お申し込みください。
(1) 次のアとイを当日の受け付けで提示できることが参加の必要条件になります。
ア 3回の新型コロナウイルス感染症予防接種証明書、または、4月7日(木)以降のPCR検査の陰性証明書のいずれか ※3/20抹消
イ 4月3日(日)からの記入がある健康観察表(→こちらからダウンロードか、同等のもの。若干の記入漏れは可)
(2) 新型コロナウイルスの感染の拡大防止のため、主催者の判断で中止になる場合があります。
(3) 中止やキャンセルの場合、入金額から実費(返金料金、保険料など)を引いた一定額を返金いたします。
(4) 下記「◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします。」をご確認ください。
申込期間・振込期間: 3月16日(水)〜4月6日(水)
申込方法:
1.都岳連事務局へ、次のURLからお申込みください。https://www.togakuren.com/tsudou/moushikomi/
2.受付の連絡が事務局からありますので、ご確認ください。
3.参加費を下記(1)、(2)いずれかの方法でお振込みください。
(1) 銀行振り込みで入金する場合
ゆうちょ銀行 店名 〇一九店(ゼロイチキュウ店)
口座番号 0317605 貯金種目 当座預金
名義シャトウキョウトサンガクレンメイ
(2) 郵便振替払込書で入金する場合
郵便振替口座番号 00130-9-317605
振込先名称 (社)東京都山岳連盟
払込書の通信欄に「春の自然観察会参加費」と書いてください。
◎感染拡大防止のための次の措置にご協力をお願いいたします。
(1) 以下の事項に該当する場合は、参加を見合わせてください。
ア 体調がよくない場合(例:発熱・咳・咽頭痛などの症状がある場合)
*花粉症による咳、くしゃみなどの場合は他参加者への説明のため事情を申告願います。
イ 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
ウ 政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域などへの渡航または当該在住者との濃厚接触がある場合
[詳細は外務省のホームページをご参照ください。https://www.mofa.go.jp/mofaj/]
(2) 不織布マスクを持参ください。参加受付時や会話をする際には不織布マスクを着用してください。
(3) こまめな手洗いなどによる手指消毒を実施してください。
(4) 他の参加者、主催者スタッフなどとの距離(できるだけ2m以上)を確保してください。
(5) 行動中に大きな声で会話などをしないでください。
(6) 感染防止のために主催者が決めたその他の措置の順守、主催者の指示に従うよう願います。
(7) イベント終了後2週間以内に新型コロナウイルス感染症を発症した場合は、主催者に対して速やかに濃厚接触者の有無などについて報告してください。
(8) スマートフォンを使用されている方は、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)の使用を推奨いたします。
[厚生労働省のホームページをご参照ください。https://www.mhlw.go.jp]
【自然保護まずはあなたの一歩から】 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
社)東京都山岳連盟は新型コロナウイルス感染状況を勘案し、次のイベントについては中止や延期の判断をいたしました。 また、今後の状況により対象イベントは変わりますのでWebなどでご確認ください。
参加を予定された皆さまには残念なお知らせとなりますが、感染拡大防止の重要な時期であることをご理解いただき、多くの皆さまの健康と命を守るための行動を優先しております。
【中止】自然保護委員会の主催する以下のイベントは中止といたしました。
◎樹木観察会(皇居東御苑)(3月26日) ※2/22中止
◎おもしろ地球観察会(9月26日) ※8/24中止
緊急事態宣言がが発出され、多数の感染者と医療機関が受入困難な状況のため中止いたしました。
◎高尾山クリーンキャンペーン(6月6日) ※4/27中止
緊急事態宣言が発出され、その後の状況も不明な時期での集合型イベントのため中止いたしました。
◎樹木観察会 バイキング昼食付き (5月) ※3/23中止
都内での集合と飲食を伴う企画のため中止いたしました。
◎初夏の風と緑を楽しむ自然観察ハイキング奥多摩(5月16日) ※4/13中止
新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の要請が出たため中止いたしました。
2021年4月10日より、都岳連自然保護委員会の恒例行事カタクリパトロールが始まりました。
今年は春の訪れが早いとの予報もあって、例年より1週間早めての実施としました。事実、桜の開花をはじめ数多くの事象で記録の塗り替えがありましたが、前日9日には奥多摩の山々には降雪もある程の寒の戻りもあって、御前山のカタクリに関しては、開花は例年並みとの印象です。
コロナウイルス禍の中で再開した今年のパトロールは、カタクリの保護を訴える看板の設置と定点での花株調査に絞りました。例年のような自然保護指導員の皆様の協力を得た多くの人員を要する保護柵の設置やカタクリの分布調査は控えて感染拡大防止に留意しました。
初日の10日、先行して杭やロープ等の資材チェックやメンテナンスをしてくれたメンバーと合流し、総勢15名で御前山避難小屋より①大ダワ方面、②湯久保尾根、③御前山山頂〜惣岳山山頂〜体験の森内カラマツの広場、活動の広場に至る登山道およびアセビの広場からヒノキの広場に至る山道、③大ブナ尾根〜サス沢山付近、④惣岳山〜ソーヤの丸デッコおよび巻道〜小河内峠〜奥多摩湖をパトロールし、カタクリ保護を訴える看板を取り付けるとともに定点6カ所で花株調査を行いました。
3月27日および4月3日に入山した折には見られなかった活動の広場付近、ソーヤの丸デッコ巻道、大ブナ尾根等でカタクリの花がみられましたが、残念ながらその多くは防鹿柵内でした。ただし、陽当たりが良いにも拘わらず木々の芽吹きや下草もない柵(ソーヤの丸デッコ巻道合流付近、柵ナンバー⑧など)もあり、柵の設置効果についての検証が必要と思います。
勿論、柵のない箇所にも見事に開花した株、大きな片葉を持つ株も見られ、特に体験の森内カラマツの広場と湧水の広場を結ぶ登山道や大ブナ尾根には例年より多くの大きな片葉があり、今後の推移が楽しみです。
現時点では5月9日(日)に看板等の撤収作業を予定しています。御前山のカタクリについてお気づきの点などは自然保護委員会にお寄せ下さい。
写真:カタクリ保護の看板、定点株調査、開花株
令和2年度より五十人平(奥多摩小屋付近)のテント利用の再開に向けて環境省、東京都、奥多摩町で協議を始めるそうです。
その前提として、自然公園法上の公園管理計画では奥多摩小屋は現在「宿泊施設」としてのみ許可されている(つまり、野営場としての許可は受けていない)ところから、これを『野営場』に変更しなければなりませんが、その変更についても土地所有者の東京都水道局も、許可を出す環境省も了解しているとのことで、テント場再開に向けてかなりの進捗といえます。
この情報は2020年1月24日(金)に田村利光 東京都議会議員より電話で頂きました。1月23日に東京都環境局自然環境部緑環境課からの連絡があったとのことです。
小屋の解体時期についての言及はなかったようですが、ここにきて漸く良い方向に動き出したようです。
写真:2019/12/08の自然保護委員会の雲取山環境調査時に撮影
奥多摩小屋のテント場(閉鎖)、水場に下りる登山道、奥多摩小屋(閉鎖)、奥多摩小屋トイレ(閉鎖)
2019.10.26~27に、台風19号の爪痕が色濃く残る奥多摩へ行ってきました。
奥多摩の登山道は未だ通行止め、通行注意箇所が多々あり、当初予定していた稲村岩尾根ルートが使えないため鴨沢から入山した。七ツ石山からブナ坂の巻き道も閉鎖のため、マムシ岩からまず七ツ石小屋に向かい、更に千本ツツジへの分岐に荷をデポして、七ツ石山、ブナ坂へ。奥多摩小屋を往復し、鷹ノ巣避難小屋に宿泊、翌朝石尾根を奥多摩町に下山ました。
奥多摩小屋が閉鎖されてから7か月近くを経過し、無住状態で老朽化した建屋が台風に耐えられたか心配されたが、小屋は外から見る限りダメージを受けた様子はなく、また今期奥多摩町で予算化された解体作業は全く進んでいない様子だった。
違法に張られたテントもなく、閉鎖されたことは広く行き渡っているようである。しかし、テント場から水場に下りるルート上には倒木が通路を塞ぎ、通行に難渋した。
また、水場は崩れて体をなさず、斜面を流れ下る大量の雨水が滝のように水場の落ち口に直接注いでいた。この水が飲料に適するかどうかは調査が必要と思う。
小屋から鷹ノ巣避七ツ石山に登り返し、鷹ノ巣難小屋までは石尾根巻き道を利用した。登山道には折れた小枝が目についたものの、通行に全く支障はなかった。
鷹ノ巣避難小屋は奥多摩小屋閉鎖の影響か、予想に反し大賑わい。小屋宿泊者は16名で、我々パーティーのうち3名は土間に寝た程。小屋利用者意外にも、テントを張るパーティもあった。
翌朝、鷹ノ巣山へ。薄曇りではあったが十分に展望を楽しみ、更に六ツ石山を越え、奥多摩町まで石尾根を下った。途中、エスケープルートとなる三ノ木戸山分岐から先の林道は通行止めとなっているが、石尾根ルートには特に問題箇所はなかった。
奥多摩町は断水が続いていた。駅前の飲食街もやっと26日から営業を再開した店舗が多いとのことであるが、まだまだ給水車に頼った生活が続いている集落もある。
完全な復旧は未だ遠いとの印象を受けた山行であった。
小高 記
写真:雨水が流れる水場跡、日原街道を廻避する看板
世界環境月間の6月に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。
2019年の高尾山クリーンキャンペーンは、2019年6月2日(日)に薄曇りの初夏の緑の中、総勢101名により実施できました。参加者は団体を含めて一般参加者が73名になり、自然保護指導員の応援者と自然保護委員会などのスタッフ28名で実施しました。
高尾山山頂ではお礼の言葉に続いて参加者の皆さんに感謝状を差し上げました。また、頑張って山頂まで登ったお子さんには自然についての冊子をプレゼントいたしました。携帯トイレの話や気象委員会からの気象、道迷いを防ぐGPSアプリの話があり無事終了となりました。参加された皆さま、ご支援いただいた自然保護指導員の皆さまに感謝申し上げます。
なお、高尾山一帯ではキアシドクガの大量発生でミズキの木のほとんどで葉をきれいに食べられていました。城山経由で下山した参加者の皆さまは、ウツギやガマズミ、エゴの木の花などを観ることができました。
また、この日は全国一斉の環境調査が行われ、自然保護委員会では日影沢と琵琶滝、御前山で水質調査を行ないました。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:出発前高尾山口駅前、高尾山山頂付近での閉会式、サイハイランの花、ガマズミの花。
奥多摩 御前山における環境調査報告書2016を2016年9月に出版しました。
(公社)東京都山岳連盟自然保護委員会は、主として秩父多摩甲斐国立公園を中心に山岳環境保全活動や調査活動を行っている。 特に私たちがフィールドとしている御前山は、大岳山・三頭山とともに奥多摩三山に数えられ、東京都の水道水源林としても保護されている山域であり、その保全は重要である。
活動の一つに毎年3月から12月までの結氷期を除き、奥多摩御前山4地点で行っている沢水の定点水質調査がある。20年近くにわたり継続してきた調査から、どんなことが読み取れるのか、検証を行い取りまとめた。
また、奥多摩御前山でのカタクリ保護とトイレマナー啓もうのため、毎年4月後半、延べ100名以上の日山協自然保護指導員の協力を得て行っているカタクリパトロールは、奥多摩で数少ないカタクリの群生地を踏みつけなどから守り、また携帯トイレの普及を目的としている。このとき併せて行っているアンケートから、登山者の山岳トイレへの関心の高まりが見て取れる。
さらには、御前山のカタクリをシカが本当に食べているのかを検証したいとの思いから設置したセンサーカメラは、その現場を捉え、またヌタ場に集まる沢山の野生鳥獣を写した。
こうしたデータをもとに山のトイレ問題はどうあるべきか、近年増えているシカの食害から自然をどう守っていくか等々、受益者として私たち登山者が行政や山小屋関係者に働きかける活動の礎としたいと考えている。
奥多摩御前山における 環境調査報告書2016 PDF版は、こちらから表示・ダウンロードできます。
→ダウンロード ファイル f20161120kankyorepo2016.pdf
この資料は、公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会が著作権を所有します。引用する場合は出典を明らかにしてください。また、この資料を再配布する場合は、当委員会に事前にご連絡ください。
なお、2002年度に調査出版した報告書は、こちらです。
→多摩川の源流に位置する奥多摩御前山における自然水とし尿の調査研究2002年
奥多摩御前山における 環境調査報告書2016 目次
はじめに
1.本調査活動の目的
1.1 本調査活動を開始した理由
1.2 本調査初期(1999年~2001年)の目的
1.3 本調査継続(2002年~2015年)の目的
2.本調査活動の総括
2.1 本調査期間における御前山を取り巻く環境の変化について
2.2 水質状況
2.3 調査活動の成果
3.今後に向けた課題
3.1 御前山の基礎情報の把握
3.2 簡易トイレブース設置の必要性
3.3 シカ対策
[参考資料]
A 水質調査結果
B トイレ意識アンケート結果(カタクリパトロール時の調査アンケートより)
C 御前山センサーカメラの撮影結果
おわりに
山登りやアウトドアに使える携帯トイレの入手方法の紹介です。
山の自然環境を守るために利尻岳や早池峰山、屋久島などで、トイレの持ち帰りを進めているところがあります。登山やハイキングで長時間歩いてもトイレがない場合もあります。
東京都山岳連盟自然保護委員会では、このようなときに利用できる携帯トイレの利用を推奨しています。
山行中に使用できるこの携帯トイレは、東京都山岳連盟とメーカーで協力して開発したものです。
現在は登山用具店や防災用品取扱店などで購入できますが、地方にお住まいの方から購入することが困難とのお話があり、全国どこにでもお送りするように(有)真コーポレーション社に協力していただきました。
ご注文、携帯トイレに関するご質問やご相談は次の自然保護委員会のメールアドレスにご連絡ください。
メールアドレス shizen@togakuren.com ※2022/3/31変更
タイトルを「携帯トイレの購入」として下さい。
便袋(白)2枚+グリーンチャック袋 1枚 で1セット
400円 消費税込み、送料別
※1人で2回のハイキングなどに使用できます。
(尿だけの時は、便袋だけを処理してグリーンチャック袋は再使用できます。)
クラブやグループでの多量割引価格についてもご相談に応じるそうです。
なお、これはメーカがセット商品として販売しているものではなく、小分けして販売するものです。
支払い方法は、銀行振込、郵貯電信振替、現金書留が使えます。
近年、御前山ではつぼみが取られたカタクリが多く見られます。鹿がカタクリも食べるのではないかと考えられたので、2014年度のカタクリパトロールでは、許可を取ってカメラを設置しました。
2014/04/29に体験の森の活動の広場前に設置した監視カメラのデータを回収したところ、鹿がカタクリを食べたと判断できる写真が撮れていました。
2014/04/27から2014/04/28にかけて、鹿が来る前後の写真を比較するとカタクリがそっくり無くなっていることが確認できます。写真をクリックして、新しいウインドウで開くと拡大して表示できます。
2014/04/27 15:38 丸で囲んだところを見るとカタクリが咲いています。
2014/04/28 00:26 夜に鹿が現れました。
2014/04/28 14:27 昨日は有ったカタクリがほとんど見当たりません。
カメラは動くものを感知して自動的に撮影します。
ダウンロードはこちらからどうぞ。5Mバイトの大きさがあります。
→p20140427shikahoshoku.zip
写真のサイズは、800px×600pxに落としてあります。
※掲載された写真については、公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会に著作権があります。引用などをされる場合は引用元を明記して、著作権法に基づいてご使用ください。
※このカメラは、公益信託自然保護ボランティアファンド平成25年度の助成で取り付けました。
近年の急激な地球温暖化などにより、氷河は急速に細り、北極海では氷の減少で白熊が生息できなくなり、南太平洋の島国ツバルは海面下に沈むそうです。46億年前に誕生した地球は、わずか260年前の産業革命以降に急激に、私たちの存在する基盤である自然環境を破壊する道を歩んでいるそうです。
温暖化対策の重要課題であるCO2削減では、日本の削減目標の半分を森林による吸収としていますが、この森林は山岳丘陵地帯を覆って守っています。一方で、世界でも稀少な日本の山岳森林には、人間や動物の行為により容易に荒廃するという脆弱性があります。
自然を活動フィールドとしたスポーツ、文化活動である登山やハイキングでは、自然からの恩恵を享受すると共に、その自然を後世に引き継ぐことが重要です。私たちは、あらゆる場面で、自然環境への悪影響や干渉を最小限にする行動規範を身につけ、広げてゆきたいものです。
自然保護委員会は、公益社団法人 東京都山岳連盟の専門委員会のひとつで、都岳連の山に関する自然保護活動を担うと共に、自然の重要な役割と保護を広く市民にアピールしています。
委員会を毎月開き、約30名の委員が具体的な活動内容を決めています。山の美化、フィールドの情報収集、カタクリの保護、定期的な水質などの調査、自然保護指導員の育成、自然観察会を通じての社会・市民の意識向上など多様な活動を行っています。
また、委員会の活動と並行して、委員個人としても尾瀬の湿原の復元や監視巡回、巻機山や丹沢での登山道の整備やお花畑の回復、五日市の里山保全などを行っています。
委員の得意や関心などを原点に微力ながら「継続は力なり」を合言葉に、自然環境保全の活動の一端を担っています。