50お役立情報など: 2010年8月アーカイブ

  2010年6月の事業仕訳けで山岳トイレの整備補助金がカットされました。受益者が負担すべきとの理由です。山小屋、山をもつ地方行政、登山者、自然保護団体等が集まり、次の様な文を発表しました。

声明文

 6月9日、環境省行政事業レビューで「山小屋トイレ整備補助事業」*に『廃止』の判定が下されました。山に親しみ、自然を愛するすべての人々にとって衝撃的な出来事でした。この事業は山小屋トイレの整備に大きな貢献をしてきたからです。
 富士山、日本アルプスなどの高山から身近な里山まで、山は国土の骨格を形成し、美しい日本の山は世界に誇る国民の共有財産です。山の自然を守り、利用するうえでトイレは必要不可欠な施設であり、山小屋トイレは、公衆トイレに代わる公共的役割を担っています。しかも、トイレの未整備や整備が不適切なことによって、自然環境の汚染源になっていることなどから、緊急に整備が必要な山小屋トイレは、いまも全国に数多く存在しています。
 山岳地域においては、トイレ整備にかかる工費は膨大になります。公共的役割も担う山小屋トイレの整備促進には国からの支援が不可欠です。山岳自然環境の保護を図るために、環境に配慮した山小屋トイレ整備の促進を以下の通り強く訴えます。
*正式には環境省の「山岳環境等浄化・安全対策緊急事業費補助」事業


1.自然公園等での山岳地の公営・民営の山小屋トイレ・し尿処理施設の整備・改善に対し、国からの一層の支援が推進されるよう、特段の配慮を要望します

1.自然公園等の山岳地を対象に、「山岳環境保全のための利用と施設整備のあり方に関する総合計画」を国は早急に策定することを要望します
以上

2010年7月22日
「山はみんなの宝!全国集会」賛同人一同
都岳連 自然保護委員会のゴミ袋の配布が取材されたこともありました。

 高尾山のクリーンハイクなどでおなじみのゴミ袋ですが、都岳連で配布していることが新聞で取り上げられたときの写真です。

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 国立公園協会が昭和47年にゴミ持ち帰り運動を始めたのをきっかけに、都岳連自然保護委員会もゴミ袋を配布して協力しようと始めました。新宿駅で23時55分発の夜行列車に乗る人などに配られました。
 1985年(昭和60年)12月29日に新宿駅でゴミ袋を配布しているところを新聞社から取材を受けたときの写真です。スキーを持っている右端は、元自然保護委員長の故尾林さんです。この後23時55分発に乗っていきました。21時30分ごろから並んでたんですね。25年前でした。

投稿 椎名