47登山のマナー: 2010年7月アーカイブ

p20100727keitaitoire1.jpg 山の自然環境を守るために利尻岳や早池峰山、屋久島などで、トイレの持ち帰りを進めているところがあります。登山やハイキングで長時間歩いてもトイレがない場合もあります。このようなときに利用できる携帯トイレのご紹介です。

山行中に使用できるこの携帯トイレは、東京都山岳連盟とメーカーで協力して開発したものです。もちろん、防災用などとしても使用できます。
白い袋が携帯トイレの本体で、この中に凝固剤が入っています。これだけでも使用できますが、ザックの中に詰めて帰ってくるときには緑の袋が役に立ちます。緑の袋は厚めのビニールでできており、入り口もしっかりと閉じることができます。緑の袋をザックのタッシュに着けて歩いているのを見かけると、山の環境に配慮している人なのだなあーと感心します。

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東京都山岳連盟のカタクリパトロールの時には、奥多摩の御前山の山頂で、サンプルの販売と説明をして実際に使っていただいています。1度使った方は汚いトイレより快適とおっしゃいます。
緑のチャック袋は特殊構造(エクシールPAT)で、臭いも水も漏らさず、密閉されます。便袋を処分して何回も使用できますが、大便を入れた時は衛生面でチャック袋ごと処分して下さい。


ご質問は都岳連自然保護委員 椎名まで。
メール:  都岳連事務局宛へ

写真: サイズが大きいですが、右クリックで新規のウインドウで表示すると大きく見えます。

参考:メーカ資料 →携帯トイレ普及状況資料(作成時期は不明です)