世界環境月間の6月に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。
2019年の高尾山クリーンキャンペーンは、2019年6月2日(日)に薄曇りの初夏の緑の中、総勢101名により実施できました。参加者は団体を含めて一般参加者が73名になり、自然保護指導員の応援者と自然保護委員会などのスタッフ28名で実施しました。
高尾山山頂ではお礼の言葉に続いて参加者の皆さんに感謝状を差し上げました。また、頑張って山頂まで登ったお子さんには自然についての冊子をプレゼントいたしました。携帯トイレの話や気象委員会からの気象、道迷いを防ぐGPSアプリの話があり無事終了となりました。参加された皆さま、ご支援いただいた自然保護指導員の皆さまに感謝申し上げます。
なお、高尾山一帯ではキアシドクガの大量発生でミズキの木のほとんどで葉をきれいに食べられていました。城山経由で下山した参加者の皆さまは、ウツギやガマズミ、エゴの木の花などを観ることができました。
また、この日は全国一斉の環境調査が行われ、自然保護委員会では日影沢と琵琶滝、御前山で水質調査を行ないました。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:出発前高尾山口駅前、高尾山山頂付近での閉会式、サイハイランの花、ガマズミの花。
6月5日の世界環境デーのある6月は環境月間です。公益社団法人東京都山岳連盟 自然保護委員会ではこれに合わせて"東京都の山"高尾山に登って清掃活動、自然環境保全などを訴える「クリーンキャンペーン」を実施します。新緑に彩られた高尾山はこの時期、杉の大木に着生する蘭の一種のセッコク、黄色のジャケツイバラの花が満開になるなど魅力にあふれています。
登山コースは、一般の方が歩きやすい京王線の高尾山口駅から薬王院経由で山頂に至る1号路、6号路、稲荷山コースなど3つのコースで山頂を目指します。各コースとも山のベテランが先導します。
ご家族で、お友達、お一人でもお気軽にご参加ください。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日: 2019年 6月2日(日) 雨天決行
集合: 京王線 高尾山口駅前広場 午前9時
(都岳連の清掃山行を示す青い横断幕が目印です)
申込: 事前申し込みは不要です。※1 当日、集合場所に直接お越しください。
現地の受付で参加者名簿に住所、氏名、電話番号をご記入ください。
グループの場合は、作成した名簿の提出でも受付可能です。(氏名、住所、電話番号)
参加費: 一人200円 小学生以下は無料
※保険代として現地で集金しますので100円玉でご用意ください。
持ち物: 昼食、行動食、飲料水、雨具、軍手、ゴミバサミ(あれば)など
日帰りハイキングのスタイル、歩きやすい靴でご参加ください。
特にお子様は長袖シャツ、長ズボンの着用をお勧めします。(すり傷やマダニ被害防止)
コース: 1号路、6号路、稲荷山コースを予定
解散: 午後13時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて終了、解散となります。※2
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へメールか電話で
Email: koshu@togakuren.com
電話: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
この時期は、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花が咲いて、参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があれば杉の木などに着生するランのセッコクの花もよく見えます。
また、山登りの基礎講座、梅雨時や夏山に関する気象講座、植物観察なども予定しています。
※1 職域など多人数の団体で参加される方は予め都岳連事務局にお問い合わせください。
※2 山頂での解散となりますが、尾根道経由で城山から日影バス停まで自然観察を兼ねたクリーンハイクを行ないますので、ご希望の方はご参加ください。現地で参加者を募ります。
◎日山協自然保護指導員の方で当日スタッフとして参加者の安全確保や誘導をして頂ける方
事前に自然保護委員会宛てメールでご連絡ください。
Email: shizen@togakuren.com
世界環境月間の6月に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。
2018年の高尾山クリーンキャンペーンは、2018年6月3日(日)に快晴の中、総勢140名により実施しました。参加者は団体が66名、一般参加者が42名になり、自然保護指導員の応援者11名に自然保護委員会のスタッフ20名で実施しました。今回は東日本電信電話株式会社、アカマイ・テクノロジーズ合同会社、カーライル社の3社が団体で参加頂いたことで大変にぎやかなキャンペーン活動になりました。
高尾山山頂では副委員長のお礼の言葉に続いて参加者の皆さんに感謝状を差し上げました。また、頑張って山頂まで登った8名のお子さんには自然についての冊子をプレゼントいたしました。携帯トイレの話や気象委員会からの気象の話があり無事終了となりました。参加された皆さま、ご支援いただいた自然保護指導員の皆さまに感謝申し上げます。
なお、城山経由で下山した参加者の皆さまは、テイカカズラやマタタビの花などより多くの植物を観ることもできました。
また、この日は全国一斉の環境調査が行われ、自然保護委員会では日影沢と琵琶滝、前日に御前山で水質調査を行ないました。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:出発前ルートの説明、高尾山山頂付近での閉会式、ナンテンハギの花、マタタビの花。
当日の登山コースは、一般の方が歩きやすい京王線の高尾山口駅から薬王院経由で山頂に至る1号路をはじめ6号路、稲荷山コースなど3つのコースから山頂を目指します。各コースとも山のベテランが先導します。ご家族連れでの参加も歓迎です。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日 2018年6月3日(日) 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前広場 午前9時
(都岳連の清掃山行を示す青い横断幕が目印です)
事前申込 不要です。※1 当日、集合場所に直接お越しください。
受け付け時に傷害保険に加入しますので、必ず参加者名簿にご記入ください。
グループの場合は、作成した名簿の提出でも受付可能です。(氏名、住所、電話番号)
スタッフとしてご協力頂ける都岳連所属の自然保護指導員の方は事前にメールでご連絡下さい。
参加費 一人200円 (保険代として現地で集金しますので100円玉をご用意ください)
持ち物 昼食、飲料水、飴などの行動食、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイル、歩きやすい靴でご参加ください。
特にお子様は長袖、長ズボンの着用をお勧めします。(すり傷やマダニ対策)
解散 午後13時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて終了、解散となります。※2
主催 公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へメールか電話でお願いいたします。
E-mail: ※都岳連事務局宛に
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
この時期は、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花が咲いて、参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があれば杉の木などに着生するランのセッコクの花もよく見えます。
当日は山登りの基礎講座、梅雨時や夏山に関する気象講座、植物観察なども予定しています。
お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
※1 職域など多人数の団体で参加される方は予め都岳連事務局にお問い合わせください。
※2 山頂での解散となりますが、尾根道経由で城山から日影バス停まで自然観察を兼ねたクリーンハイクを行ないますので、ご希望の方はご参加ください。現地で参加者を募ります。
世界環境月間の6月、2017年6月4日(日)に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。
初夏の爽やかな日に、50名の一般参加者と都岳連会員13名の63名の参加者、およびスタッフにより、自然に優しい山歩きをアピールしながら清掃山行を行ないました。
高尾山山頂付近の終点では、気象の話、携帯トイレやストックのキャップ使用などの話があり、感謝状をお渡しして解散となりました。
参加者の皆さま、自然保護指導員の皆さま、ご協力ありがとうございました。
ゴミ拾いをしながら観察すると、サイハイランやイチヤクソウ、セッコク、テイカカズラやウリノキなどの花が咲いていていました。ウグイス、ホトトギスの鳴き声も聞かれました。
閉会式の後に、希望者により奥高尾まで自然観察とクリーンキャンペーンを行いました。 城山からは、日影沢林道を下りるコースと相模湖に下りるコースに分かれて行ないました。
途中の桜の木に付いたテイカカズラが花をびっしりと咲かせ、ヤマボウシも雪が積もったように花を咲かせていて皆さんが感激していました。
また、この日は全国一斉の環境調査が行われ、自然保護委員会では日影沢と琵琶滝、御前山で水質調査を行ないました。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:出発前ルートの説明、高尾山山頂付近での閉会式、ヤマボウシの花、奥高尾でのクリーンハイク
写真をクリックすると大きくなります。
6月は環境月間、6月5日は世界環境デーです。公益社団法人東京都山岳連盟 自然保護委員会ではこれに合わせて"東京都の山"高尾山に登って清掃活動、自然環境保全などを訴える「高尾山クリーンキャンペーン」を実施します。新緑に彩られた高尾山はこの時期、杉の大木に着生する蘭の一種、セッコクの花が満開になるなど魅力にあふれています。
当日の登山コースは、一般の方が歩きやすい京王線の高尾山口駅から薬王院経由で山頂に至る1号路をはじめ6号路、稲荷山コースなど3つのコースから山頂を目指します。各コースとも山のベテランが先導します。ご家族連れでの参加も歓迎です。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日 2017年6月4日(日) 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前広場 午前9時
(都岳連の清掃山行を示す青い横断幕が目印です)
事前申込 不要。※1 当日、集合場所に直接お越しください。
受け付け時に傷害保険に加入します。*必ず参加者名簿にご記入ください。
都岳連所属の自然保護指導員の方は→こちらをご覧下さい。
参加費 一人100円 (保険代として現地で集金しますので100円玉をご用意ください)
持ち物 昼食、飲料水、飴などの行動食、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイル、歩きやすい靴でご参加ください。
特にお子様は長袖、長ズボン着用をお勧めします。
解散 午後13時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて終了、解散となります。※2
主催 公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へメールか電話でお願いいたします。
E-mail: ※都岳連事務局宛に
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花が咲いて、参加した皆さんが楽しまれています。また、双眼鏡か望遠鏡があれば杉の木などに着生するランのセッコクの花もよく見えます。
当日は山登りの基礎講座、気象講座、植物観察なども予定しています。
お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
※1 職域など多人数の団体で参加される方は予め都岳連事務局にお問い合わせください。
※2 山頂での解散となりますが、希望者には尾根道を小仏峠から小仏バス停まで自然観察を兼ねてご案内します。現地で参加者を募りますので、ご希望の方はご参加ください。
世界環境デーの2016年6月5日(日)に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。
朝まで小雨が残る天気のため、団体の参加予定者が参加中止となり、一般の参加者も20名ほどで例年と比べて少ない人数となりました。しかし、9時の開会式ごろから徐々に雨が上がって、高尾山の新緑を楽しみながらハイキングができました。高尾山口駅から高尾山山頂までゴミ拾いをしながら、他の人たちにも自然環境保護を訴えて清掃登山をしました。
高尾山山頂付近の終点では、雷などの気象の話があり、感謝状をお渡しして解散となりました。
参加者の皆さま、自然保護指導員の皆さま、ご協力ありがとうございました。
サイハイランやユキノシタ、セッコク、テイカカズラやウリノキなどの花が咲いていていました。シャガ、ウツギなどの花は今年も終わっていました。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:高尾山口駅前での開会式、高尾山山頂付近での閉会式、テイカカズラの花、スイカズラの花
写真をクリックすると大きくなります。
6月5日は世界環境デーです。都岳連自然保護委員会ではこれに合わせて"東京都の山"高尾山に登って清掃活動、自然環境保全を訴える「高尾山クリーンキャンペーン」を実施します。
新緑に彩られた高尾山はこの時期、杉の大木に着生する蘭の一種セッコクの花が満開になるなど魅力にあふれています。
当日の登山コースは、一般の方が歩きやすい京王線の高尾山口駅から薬王院経由で山頂に至る1号路をはじめ、6号路、稲荷山コースなどから自由に選択して歩いて頂きます。各コースとも、山のベテランが先導します。ご家族連れでの参加も歓迎します。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日 2016年6月5日(日) 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前 午前9時
(都岳連の清掃山行を示す青い横断幕が目印です)
事前申込 不要。当日、集合場所に直接お越しください。
受け付け時に傷害保険に加入します。*必ず参加者名簿にご記入ください。
都岳連所属の自然保護指導員の方は→こちらをご覧下さい。
参加費 一人100円 (保険代を現地で集金しますので100円玉をご用意ください)
持ち物 昼食、飲料水、飴などの行動食、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイル、歩きやすい靴でご参加ください。
解散 午後13時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散となります。
主催 公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へメールか電話でお願いいたします。
E-mail: ※都岳連事務局宛に
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
6月は環境月間です。当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花が咲いて、参加した皆さんが楽しまれています。また、双眼鏡か望遠鏡があれば杉の木などに着生するランの「セッコク」の花もよく見えます。
当日は山登りの基礎講座、気象講座、植物観察なども予定しています。
お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
なお、職域など多人数の団体で参加される方は予め都岳連事務局にお問い合わせください。
※ 2015年には、マダ二の被害が発生しました。特にお子様は長袖、長ズボン着用をお勧めします。
※ 山頂での解散となりますが、希望者は尾根道を小仏峠から小仏バス停までご案内します。
山登りやアウトドアに使える携帯トイレの入手方法の紹介です。
山の自然環境を守るために利尻岳や早池峰山、屋久島などで、トイレの持ち帰りを進めているところがあります。登山やハイキングで長時間歩いてもトイレがない場合もあります。
東京都山岳連盟自然保護委員会では、このようなときに利用できる携帯トイレの利用を推奨しています。
山行中に使用できるこの携帯トイレは、東京都山岳連盟とメーカーで協力して開発したものです。
現在は登山用具店や防災用品取扱店などで購入できますが、地方にお住まいの方から購入することが困難とのお話があり、全国どこにでもお送りするように(有)真コーポレーション社に協力していただきました。
ご注文、携帯トイレに関するご質問やご相談は次の自然保護委員会のメールアドレスにご連絡ください。
メールアドレス shizen@togakuren.com ※2022/3/31変更
タイトルを「携帯トイレの購入」として下さい。
便袋(白)2枚+グリーンチャック袋 1枚 で1セット
400円 消費税込み、送料別
※1人で2回のハイキングなどに使用できます。
(尿だけの時は、便袋だけを処理してグリーンチャック袋は再使用できます。)
クラブやグループでの多量割引価格についてもご相談に応じるそうです。
なお、これはメーカがセット商品として販売しているものではなく、小分けして販売するものです。
支払い方法は、銀行振込、郵貯電信振替、現金書留が使えます。
環境月間の2015年6月7日(日)に新緑の高尾山で行われたクリーンキャンペーンの写真による速報です。
一般の参加者に団体の参加者と自然保護指導員の協力者も加えて、参加者は100名を越えました。
天気はこの日に合わせたように晴れました。初夏の高尾山の緑を楽しみながら高尾山口駅から高尾山山頂までゴミ拾いをしながら、訪れていた多くの人たちにも自然環境保護を訴えて清掃登山をしました。
山頂では、この時期の気象の話、携帯トイレの紹介などがあり、感謝状をお渡しして解散となりました。
ご協力ありがとうございました。
サイハイランやウメガサソウ、テイカカズラやウリノキなどの花が咲いていていました。定番のセッコクやシャガ、ウツギなどの花は今年は終わっていました。また、ハナイカダやアオキの実なども見られます。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:高尾山口駅前での開会式、感謝状、マタタビのつぼみ、サイハイランの花
写真をクリックすると大きくなります。
高尾山クリーンキャンペーンの実施報告 2014年6月1日(日)
世界環境月間、そして国連人間環境会議で日本がセネガルと共に提案し、制定された世界環境デー(6月5日)に最も近い日曜日の6月1日、高尾山でクリーンキャンペーンを開催した。
このイベントでは事前の参加申し込みは不要だから、参加者の数が当日の集合時間までまったくつかめない。この日は一般参加者130名、スタッフとしてお手伝い頂いた日山協自然保護指導員の方13名、そして自然保護委員会のメンバー16名、併せて159名による一大イベントとなった。今年は2つの企業、中学生の硬式野球チーム、そして都岳連加盟の2つの山岳会と団体での参加が目立った。
いつものことながら朝の高尾山口駅前は人、人、人。集合の声掛け、趣旨説明、自然保護委員会の西山委員長の挨拶に続いて、班分けも数分でなんとか収まった。山やさんは皆、判断が早い。
快晴のこの日、都心の気温は32度まで上昇したが山は25度~26度で樹林帯は快適。サイハイラン、コゴメウツギ、マルバウツギ、ガクウツギ、そして着生ランのセッコクと初夏の花を見ながら心地よい汗。正午過ぎには無事、各班が山頂に到着。気象委員会の城所氏の『梅雨時の気象判断』の講話を伺い、参加者に感謝状を贈呈して、無事キャンペーンを終えた。
最近、高尾山ではゴミはほとんど見当たらなくなった。でも何故、高尾山でこのキャンペーンを行なうのか。その答えは、高尾山から山登りを始める人が多いからである。ゴミ袋やゴミばさみを持って歩くことで初心者の方に、ゴミは持ち帰るものと理解して頂ける。自然環境保全への意識づけの第一歩になれば・・・と願って継続している。
報告:宮崎
写真:高尾山口駅前での開会式、1号路で見られたセッコクの花、高尾山頂上付近での閉会式、フタリシズカの花
一般の参加者に団体の参加者と自然保護指導員の協力者も加えて、参加者は125名になりました。
雨が少し降るような天候にもかかわらず、予定通り高尾山口駅から高尾山山頂までゴミ拾いをしながら他の登山者にも自然環境保護を訴えて登山しました。
山頂では気象の話を聴き、感謝状をお渡しして解散となりました。
セッコクやシャガ、ウツギ、サイハイランなどの花が咲いていて楽しめました。また、ハナイカダやミヤマシキミの実なども見られます。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
写真:高尾山口駅前での開会式、高尾山頂上付近での閉会、ウリノキの花、ハナイカダの実
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日 2012年6月3日(日) 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前 午前9時
(東京都山岳連盟の青い旗が目印です)
申し込み 不要、集合場所に直接お集まりください。
受け付け時に主催者負担で傷害保険に加入します。
参加費 無料
持ち物 昼食、水、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイルで参加してください。
解散 午後1時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散になります。
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話かメールでお願いいたします。
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
E-mail: jimu@togakuren.com
6月は環境月間です。当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、杉の木などに着生するランの「セッコク」の花が美しく咲いていて参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があればよく見えます。この他に、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花も見られます。
気象やハイキングなどの話もあります。お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
なお、多人数の団体で参加される方は予め都岳連事務局にお問い合わせください。
今年度は世界環境デーの6月5日(日)に、参加者130名、スタッフ24名という大パーティーで自然環境保護を訴える清掃ハイキングを新緑の高尾山で行なった。
梅雨の中休みで心配だった雨もなく薄日さえ差す中、大混雑の高尾山口駅前の集合場所に参加者が次々に集まってきた。申し込み制ではなく当日受付のシステム だけに受付作業が大変。8時40分予定の受付時間を繰り上げて名簿への記入を開始。一人一人にゴミ袋、資料を手渡していく。併せてこの日、ご協力頂く日山 協自然保護指導員の皆さんを集め概要説明を行なった。
午前9時、全参加者に声をかけて開始の挨拶。クリーンハイクの意義、国定公園内での自然環境保護、行動中の注意などを呼び掛けた後、コース説明、そして班 分け。参加者の希望コースに沿って10班を編成。新緑の中、各班担当リーダーの誘導で山頂に向かった。1号路には企業の方が加わったが、このクリーンハイ クが企業からも注目されているということか。
参加者が杉の高木に着生するセッコクの花に歓声を挙げ、林縁に咲くサイハイラン、ギンラン、フタリシズカ、ミツバウツギなどを観賞。各班リーダーの適切な自然解説に参加者は疲れも忘れて聞き入っていた。
各班ともほぼ予定通りに山頂到着。眺望を楽しんだ後、少し下った5号路への分岐にある小広い場所に集合。都岳連気象委員会の城所氏から「今年の梅雨の特徴」と題した気象講座があった。参加者は気象のプロのレクチャーに大注目だった。
自然保護委員会の西山委員長からねぎらいの言葉、続いて感謝状が贈られた。委員長から幼稚園児と小学2年の2名には直接感謝状が手渡され参加者から盛んな拍手が沸いた。
12時30分過ぎ無事、予定を終了した。
登山者、ハイカーのマナー向上でゴミは少なかったが参加者がゴミばさみ、ゴミ袋を持って山を歩くことでキャンペーンの意義は十分達成されたのではないだろうか。
また、クリーンハイクと並行して、環境月間の恒例の活動である高尾山での水質調査が行われた。
参加者130名(都岳連加盟35名、一般95名)
なお、今年度は大人数の団体でのご参加についてはご意向に沿えないことになり失礼いたしました。
講師: 城所 邦夫氏(都岳連気象委員会専門委員)
参加スタッフ: 24名
総指揮: 森谷、CL:宮崎、SL:野口、
班担当: 西山、菊池、徳永、福田、石井、長谷川、笠松、小原、小林、山口、猪狩、野本、蒲池、山根、椎名、新村、小島、廣田、大島、 (担当班順)
水質調査: 藤井、山根
このほか、自然保護指導員のご協力を得ました。
報告: 宮崎 仁一郎
写真: 野口、森谷
左上:高尾山口駅、右上:感謝状、 左下:高尾山山頂付近終了時、右下:ケーブル駅のセッコク観察、 下段左:セッコクの花、右:桜の実
新緑の高尾山で登山道の清掃ハイキングとセッコクの花の観賞を行います。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日 2011年6月5日(日)世界環境Day 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前 午前9時
(東京都山岳連盟の青い旗が目印です)
申し込み 不要、集合場所に直接お集まりください。
受け付け時に主催者負担で1日有効の傷害保険に加入します。
参加費 無料
持ち物 昼食、水、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイルで参加してください。
解散 午後1時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散になります。
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話かメールでお願いいたします。
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
E-mail: ※都岳連事務局宛に
6月は全国環境月間です。当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、杉の木などに着生するランの「セッコク」の花が美しく咲いていて参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があればよく見えます。この他に、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花も見られます。
気象やハイキングなどの話もあります。お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
なお、多人数の団体での参加の方は予め都岳連事務局にお申し出下さい。
写真: イナモリソウの花
全国環境月間で世界環境デーに近い6月6日(日)、天気にも恵まれて新緑の高尾山で清掃ハイキングを行いました。
今年度の参加者は、一般の参加者が約90名、団体の参加者が約110名で、合計で約200名になりました。
ゴミ拾いと自然観察をしながら高尾山の頂上に向かい、美しい自然の中でハイキングを楽しむことを高尾山に登る多くの人たちにもアピールしました。
朝9時前から高尾山口駅前で受け付けが始まり、自然保護委員会の西山委員長の挨拶に続き、コースと注意事項の説明の後で班を作り、1号路と3号路で3班、6号路が5班、稲荷山が2班で、合計9班に分かれて各コースを登りました。
小さなゴミ袋でも足りるほど登山道のゴミは少なくなってきましたが、店の近くや人の多い頂上周辺ではゴミが見つかります。高尾山頂上と1号路などは多くの人で賑わっていました。トイレも長い列で順番待ちの状態でした。人で混雑しているためか登山道に沿って設置された植生保護のロープを超えて入り込んで歩いたり休憩や食事をする人たちが多く、声を掛けて登山道に出てもらいました。
セッコクは6号路と1号路できれいに咲いていましたが、大山橋では前年に比べ少ないようです。そのほか、シャガ、ガクウツギ、イナモリソウ、サイハイラン、ハンショウヅル、フタリシヅカなどの花を見ることができました。
高尾山の頂上では、ハイキングとこれからの季節の気象の話を城所氏からいただき、都岳連の配布しているゴミ袋の話などの後で、西山委員長から参加者に感謝状をさしあげました。
また、クリーンハイクと並行して、環境月間の恒例の活動である高尾山での水質調査が行われました。
参加された皆さま、ご支援くださった自然保護指導員の皆さま、クリーンハイクへのご理解とご協力をいただき、ありがとうございました。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を広げていきましょう。
講師: 城所氏(気象委員会)
スタッフ: CL 野口、SL 宮崎、猪狩、大島、小原、小島、小林、椎名、渋谷、徳永、新村、西山、長谷川、廣田、福田、藤井、森谷、山口、山根、渡邊
このほか、自然保護指導員5名
写真: 野口、小原
左上:登山道の緑とシャガの花、右上:高尾山頂上での城所氏、 左下:イナモリソウの花、右下:サイハイランの花
投稿: 野口
新緑の高尾山で登山道の清掃ハイキングとセッコクの花の観賞を行います。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。
実施日 2010年6月6日(日) 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前 午前9時
(東京都山岳連盟の青い旗が目印です)
申し込み 不要、集合場所に直接お集まりください。
参加費 無料
持ち物 昼食、水、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイルで参加してください。
解散 午後1時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散になります。
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話かメールでお願いいたします。
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
E-mail: ※都岳連事務局宛に
6月は全国環境月間です。当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、杉の木などに付着するランの「セッコク」の花が美しく咲いていて参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があればよく見えます。この他に、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花も見られます。
気象、写真、ハイキングなどの話もあります。お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
なお、多人数の団体でご参加の方は事前にご連絡をお願いいたします。
写真: シャガの花
高尾山クリーンハイクとセッコク観賞 2009年6月7日(日)天候は晴れ
天気に恵まれた京王高尾山口駅前に、小学生、大学生、専門学校学生、若い人から中高年とたくさんの参加者がぞくぞくと集まってきました。保険兼受付名簿に記名して、ゴミ袋、手袋、チラシを受け取りました。
午前9時から渋谷リーダの開会の挨拶、大島自然保護委員長の挨拶、今日の行動についての説明と続いた後、参加人数が多いので3コース、8班に希望により分かれました。1号路は3班、6号路は4班、稲荷山は1班となりました。各班には、自然保護指導員の方にも加わっていただき、参加者の安全確認、助言などで協力していただきました。
参加者も一般登山者も多い6号路では、セッコクの花は昨年より咲き始めが早く、少なめのようでした。稲荷山コースはセッコクが見られないので、帰りに希望者と同行して1号路を下りて観賞しました。
一般登山者や観光客が非常に多く、集合場所の頂上は大変な人出でした。動物もビックリでしょう。ビジターセンターの北側の広場で班が到着するたび、大島委員長の挨拶、城所先生の気象の話をしていただき、参加者に感謝状を差し上げて順次解散しました。
クリーンハイクの参加者がゴミバサミやゴミ袋を持って行動しているのを見て、一般登山者が「ご苦労様です」「有難う」など声をかけてくれました。登山道にゴミは少なかったのですが、「ゴミを捨ててはいけない」「ゴミを持ち帰ろう」などの啓もう、啓発の良い機会になったと思います。参加した皆さんも自然保護運動に一助を尽くした思いで、一日を過ごされたのではないかと思います。
200名を超える大人数の参加者があったクリーンハイクは、細かい心遣いには難がありましたが無事終了。皆様、有難うございました。自然保護指導員の方々には、ご支援いただき誠に有難うございました。今後も他のイベントなどでのご協力をよろしくお願いいたします。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を広げていきましょう。
環境月間の例年の行事で、クリーンハイクと同時に水質調査も行われました。(藤井、山根)
新聞へ大きく掲載されたり、インターネット検索から団体の申し込みがあったりで、参加者の合計は210名でした。
参加委員 CL渋谷、SL野口、大島、小島、徳永、西山、新村、廣田、山口、椎名、小原、渡邊、小林、猪狩、長谷川、宮崎、森谷
投稿:森谷
写真:高尾山口駅前で集合、 1号路の杉の枝先のセッコク、 高尾山で見かけた紫ラン、 高尾山山頂直下の木陰で感謝状
新緑の高尾山で登山道の清掃ハイキングとセッコクの花の観賞を行います。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を広げていきましょう。
実施日 2009年6月7日(日) 雨天決行
集合 京王線 高尾山口駅前 午前9時
(都岳連の青い旗が目印です)
申し込み 不要、集合場所に直接お集まりください。
参加費 無料
持ち物 昼食、水、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイルで参加してください。
解散 午後13時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散になります。
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話か、 メール でお願いいたします。
Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)
6月は全国環境月間です。当委員会では、この企画を全国環境月間に合わせて長く続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、杉の木などに寄生するランの「セッコク」の花が美しく咲いていて参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があればよく見えます。この他に、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花も見られます。
気象、写真、ハイキングなどの話もあります。お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
今日のセッコクを観賞しながらの高尾山の清掃山行は、6月の環境月間に合わせた自然保護の啓もう活動である。
京王高尾山口駅前に8時ごろからスタッフが集まり、電車が着くたびに参加者が増えてくる。9時から開会式を行う。開催の挨拶、自然保護委員会の大島委員長の挨拶があり、今日の予定、班分けについて説明をする。
参加者63名、スタッフ16名になった。参加人数が多いので、スタッフ2~3名、参加者10名前後、協力してくれた自然保護指導員も入り、5班の編成にする。
9時25分に順次出発する。参道へ入るとシャガの花が咲いている。シャガは土止めに効果があり高尾山の参道、登山道の斜面に多く見られる。
6号路(びわ滝コース)を行き、びわ滝分岐から15分位で杉の大木の上方にセッコクの花が咲いている。その先にも、薬王院あたりにも今年はセッコクが多く咲いている。黄色の花のジャケツイバラも見える。
橋の脇の広場でカメラ講座を行う。水量の多い沢道から緩やかな道、急登の階段を登り、尾根の広場に出る。休憩しながら熱中症対策とハイキング講座を行う。薬王院からの道と合わさると賑やかになり、頂上は人で賑やかで、誰かかが山の銀座だと言っていた。
高尾山頂上では気象講座、自然保護委員会が行っている水質調査についての説明もする。そして今日の清掃山行に参加していただいたことに対する感謝状を差し上げて、委員長挨拶があり解散する。
参加スタッフ: 大島、藤井、徳永、小島、溝口、新村、小原、西山、山根、渡邊、小林、猪狩、野口、長谷川、CL 渋谷、 SL 森谷
投稿:森谷
写真:例年より多いセッコクの花、高尾山口駅での挨拶、高尾山頂上での感謝状、ヤマボウシ
地球温暖化問題を主なテーマとして、本年7月7日「2008北海道洞爺湖サミット」が開催された。約1000年から2000年前の中世期、地球の気温は、温暖期や小氷期等の変動を繰り返しながら比較的安定していたが、西暦1750年頃から、人間による化石燃料の使用によって平均気温が上昇し始めた。化石燃料に含まれる二酸化炭素やメタン等の温室効果ガスの放出が急速な地球温暖化の大きな要因とされている。このままでは、西暦2100年までの間に、平均気温が最大6.4℃上昇すると言われている。これは過去1万年の気温再現結果に照らして上昇の速度が明らかに異常である。今後20~30年の間に「京都議定書」「洞爺湖サミット」「09デンマーク会議」等でドラスティックな温暖化抑止対策を講じておかなければ、地球は取り返しのつかない事態に陥るだろう。
さて、2007年6月23日、中央高速と関越道間の圏央道が開通した。高尾山を隧道でぶち抜き、圏央道高尾トンネルの掘削工事が2009年度貫通を目指し現在着々と進行している。圏央道は、神奈川県横須賀市から高尾山を通り、埼玉県、茨城県を抜け、千葉県木更津市を結ぶ首都圏中央連絡自動車道路である。高尾山は東京都心から50キロ、電車で1時間足らずで、家族連れや若者達、中高年とあらゆる階層の人々に愛され、年間250万人が訪れるという。東京を訪れる外国人観光客の人気は、浅草、秋葉原に次いで高尾山だそうだ。最近、フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」が、高尾山を三ツ星にランクしたほどだ。
近郊に緑豊かな憩いの場を持つことが近代的な大都市の条件なら、高尾山はその役割を十分に果している。南斜面が温暖帯、北斜面は冷温帯であるため、約1300種の植物、5500種の昆虫類、130種の野鳥、30種の哺乳動物が棲息しているという。貴重な自然の宝庫であり、見事な食物連鎖のシステムが構築されている。トンネルによって水脈が分断され、生命の根源である水がむやみに放出され、滝が涸れ、高尾山の豊かな自然に多大な悪影響を及ぼすことが懸念される。
宇宙の出現は137億年前、地球が46億年前、生命の誕生が40億年前、そして人類が現れたのが600万年前とは、元自然保護委員長・藤井謙昌が唱えるところである。想像も出来ない驚くべき時間をかけて形成された地球の歴史を考えるならば、我々人間は、地球に対してもっと謙虚にならなければならないだろう。産業革命後僅か260年で、人類は鉄とコンクリートにより自然界の循環サイクルを断ち切り、生態系破壊を始めた。今さら260年前の社会に戻ることは不可能であるが、これからは便利さばかり求めることにブレーキをかけて行かねばならない。
1972年6月5日、スウェーデンの首都ストックホルムで国連人間環境会議が開催された。以来、6月5日が「世界環境デー」となった。我々は毎年6月初旬の日曜日、新聞等で参加者を募集して高尾山清掃キャンペーンを実施している。同年尾瀬で始まったゴミ箱撤去運動以来、高尾山にもゴミは殆ど見当たらなくなった。20年余も続けてきたことが世間の風潮と相まって漸く効果が出てきたものと認識している。継続は力なりだ。
時代は今、将に環境の世紀、自然保護という傲慢な考えを捨て、人類は動植物と平等に地球の恩恵を享受するという思考へと展開して行かなければならないと考えている。
自然保護指導員 徳永 邦光
(都岳連通信第4号 巻頭言より)
ゴミの無い、花と緑の美しい山。環境保全活動の裾野を広げていきましょう。
実施日 2008年6月8日(日) 小雨決行
集合 京王線 高尾山口駅前 午前9時
(都岳連の旗が目印です)
申し込み 不要、集合場所に直接お集まりください。
参加費 無料
持ち物 昼食、水、雨具、軍手、ゴミばさみなど
日帰りハイキングのスタイルで参加してください。
解散 正午過ぎ頃、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散になります。
主催 (公社)東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
(公社)東京都山岳連盟 事務局へ電話か、 メール でお願いいたします。
Tel: 03-3526-2550(平日の13時 - 17時)
6月は全国環境月間です。当委員会では、環境月間に合わせてこの企画を続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
この時期は、杉の木などに寄生するランの「セッコク」の花が美しく咲いていて参加した皆さんが楽しまれています。双眼鏡か望遠鏡があればよく見えます。この他に、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花も見られます。
気象、写真、ハイキングなどの話もあります。お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
今年も高尾山清掃山行が6月5日から始まる環境週間に合わせて行われた。天気は晴。午前9時、京王線高尾山口駅前に82名が集まってくれた。スタッフは9名、徳永委員長の環境保護を交えての話の後、参加者を5班に分けて準備体操をして出発する。自然保護指導員の方には各班に入って協力していただいた。一般の方が参加しやすいように清掃と共にセッコクの花の観賞も入れ、6号路の沢沿コースだけにする。
琵琶滝の下、修行堂の前の広場で、「全国環境月間全国一斉水質調査」担当委員から、調査の目的と内容の説明を行った。杉の大木の上方の枝にセッコクの花が咲いている。その先の方に黄色いジャケツイバラの花も咲いている。マタタビの葉も見える。実が成っているハナイカダ、フタリシズカ、サイハイランなどが見られる。シャガの花も咲いている。シャガは根を張り土砂崩れを防いでいるという。
12時、山頂に全員が揃ってから城所先生の気象の話、ハイキング講座、デジタルカメラ講座、熟中症予房などの話があり、徳永委員長から参加者の皆さんに感謝状を差し上げて解散する。
参加者の皆さんや行き交う人に対し、高尾山を美しい山にしようという啓発になったのではないかと思う。
(森谷)