2016年4月アーカイブ

高尾山クリーンキャンペーンのご案内 2016年 [終了]

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6月5日は世界環境デーです。都岳連自然保護委員会ではこれに合わせて"東京都の山"高尾山に登って清掃活動、自然環境保全を訴える「高尾山クリーンキャンペーン」を実施します。 新緑に彩られた高尾山はこの時期、杉の大木に着生する蘭の一種セッコクの花が満開になるなど魅力にあふれています。
当日の登山コースは、一般の方が歩きやすい京王線の高尾山口駅から薬王院経由で山頂に至る1号路をはじめ、6号路、稲荷山コースなどから自由に選択して歩いて頂きます。各コースとも、山のベテランが先導します。ご家族連れでの参加も歓迎します。
ゴミの無い、花と緑の美しい山。自然環境保全活動の裾野を一緒に広げていきましょう。


実施日  2016年6月5日(日) 雨天決行
集合   京王線 高尾山口駅前 午前9時
     (都岳連の清掃山行を示す青い横断幕が目印です)
事前申込 不要。当日、集合場所に直接お越しください。
     受け付け時に傷害保険に加入します。*必ず参加者名簿にご記入ください。
     都岳連所属の自然保護指導員の方は→こちらをご覧下さい。

参加費  一人100円 (保険代を現地で集金しますので100円玉をご用意ください)
持ち物  昼食、飲料水、飴などの行動食、雨具、軍手、ゴミばさみなど
     日帰りハイキングのスタイル、歩きやすい靴でご参加ください。
解散   午後13時ごろ、高尾山山頂で感謝状を差し上げて解散となります。
主催   公益社団法人 東京都山岳連盟 自然保護委員会
問い合わせ
     (公社)東京都山岳連盟 事務局へメールか電話でお願いいたします。
      E-mail: ※都岳連事務局宛に
      Tel: 03-3526-2550(月から金曜日の13時 - 17時)

 6月は環境月間です。当委員会では、国連が定めた6月5日の世界環境デーに一番近い6月第一日曜日に、この企画を20年近くも続けています。毎年、多くの方が参加してくださいます。
 この時期は、シャガ、ジャケツイバラ、サイハイランなどの花が咲いて、参加した皆さんが楽しまれています。また、双眼鏡か望遠鏡があれば杉の木などに着生するランの「セッコク」の花もよく見えます。
 当日は山登りの基礎講座、気象講座、植物観察なども予定しています。
 お友達、ご家族で、お一人でもお気軽にご参加ください。
 なお、職域など多人数の団体で参加される方は予め都岳連事務局にお問い合わせください。

※ 2015年には、マダ二の被害が発生しました。特にお子様は長袖、長ズボン着用をお勧めします。
※ 山頂での解散となりますが、希望者は尾根道を小仏峠から小仏バス停までご案内します。

2016年カタクリパトロール始まる

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2016年4月17日より、都岳連自然保護委員会の恒例行事カタクリパトロールが予定どおり始まりました。
今年は早春に暖かい日が続き、カタクリの開花も早かったのですが、その後寒の戻りもあって足踏み状態が続いたためか、保護柵設置をした先週末にもそこかしこに可憐な「春の妖精」が見られ、まだまだ蕾もありました。
しかし、シカの食害は甚大で、既に花を食べられたもの、葉が食いちぎられた株、根こそぎ無くなっている群落も多数見受けられました。

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パトロール初日は指導員を含め12名で、避難小屋にデポしてある杭やロープ、看板等の資材をコース毎に分け、奥多摩湖方面と、惣岳山方面の2コースおよびカラマツの広場に、花の分布状況により適宜調整しながら保護柵を設置しました。
また、翌17日には、烈風吹く中、やり残した惣岳山方面および大ダワ方面にも柵を延ばし、今年の設置作業を終えました。

今回の保護柵は、これまで群落が多く見られた次の場所に設置しました。
①山頂を経て惣岳山からソーヤの丸デッコ分岐、ソーヤの丸デッコ下山路、ヤセ尾根分岐先
②避難小屋から大ダワ方面登山道脇
③惣岳山から奥多摩湖方面登山道脇
④カラマツの広場

カラマツの広場から湧水の広場への登山道には多数のカタクリの花が、また体験の森内のほとんど人が入らない尾根筋や奥多摩湖への登山道の林床部には片葉のカタクリが多数見られました。
生育地の下降・分散化がさらに進んだ模様、来年以降の保護柵の設置箇所の検討が必要なようです。

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ソーヤの丸デッコでの柵設置          モニタカメラの交換作業

今年は、御前山の入山者が減少したこと等諸般の事情を勘案して、パトロールは土・日・祝のみ実施します。
登山者に安全登山や携帯トイレのPR活動等山岳環境保護のための啓もう活動を行うことが主な活動ですが、これに加え自然保護委員会が作成した『御前山リーフレット』を配布するとともに、カタクリ開花状況の調査のために昨年より始めた株数のカウントも引き続き実施します。
また、携帯トイレの周知が進んだことにより、例年実施してきたアンケートは中止しますが、これまでのアンケート結果は、その抄録をパトロール日に山頂に掲示します。
さらに、爆発的に増えているシカや、クマ、イノシシ、カモシカ等々の野生動物の行動観察のために設置したセンサーカメラは今年も引き続き稼働させています。

また、5月21日(土)には保護柵の撤去作業を行いますが、その参加者を募っています[終了]。
カタクリ保護活動、その他自然保護委員会の活動に興味のある方、是非ご協力下さい。

奥多摩御前山リーフレット 都岳連自然保護委員会版

奥多摩の御前山や奥多摩都民の森を歩かれるときにはこの奥多摩御前山リーフレットを印刷するなどして個人的にご利用ください。

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本リーフレットの地図について
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図25000を複製したものです。(承認番号 平27情複、第883号)
承認を得て作成したこのリーフレットを第三者がさらに複製する場合には、国土地理院の長の承認を得なければなりません。